クレバリー1号店では、DSP版Windows Home Server PowerPack1(PP1)のバンドルセットが、1万円を切る放出特価の9680円で売られていた。最新のPP3適用タイプは同様の構成で1万5680円となっており、6000円も安く購入できる。同店は「ウチが赤を切ったというわけではないですが、在庫整理のために古いパッケージを消化しようという動きがあるようですね。まあ、自分でPP3を適用すればいいだけですし、いまホームサーバを組むならお得な選択肢といえます。小型PCの用途はさまざまですが、処理能力がそれほど必要ではないホームサーバマシンに使う人は多いですから」という。
また、同店ではインテル製SSD「X25-M」の値下げも注目されていた。「現在、SSDの人気モデルといえば、SATA 3.0対応で1万5000円のRealSSD C300 64Gバイトモデルですが、SATA 2.0環境で使うという人にはインテル製品が根強く売れています。インテルも高止まりしたままでは厳しくなったかもしれないので、まあ、良い傾向かなと思います」と話す。複数のショップで同様の動きがあり、純正の80Gモデルが2万円を切り、160Gバイトモデルが3万円台になるなど、1カ月前に比べて2000〜3000円程度のプライスダウンが確認されている。
そのほか、DDR3メモリの低価格化も目立った。いくつかのショップでDDR3 4Gバイトキット(2Gバイト×2枚)が6000円前後から買えるほか、1枚4GバイトのDDR3メモリも通常売価で8000円以下の製品がちらほら見られるようになった。Team製のPC3-10600 4Gバイトタイプを7880円で販売しているT-ZONE.PC DIY SHOPは「円高にからめてセールしているところもありますが、メモリで値下がりが続いているのはDDR3だけですね。DDR2はもうほぼ固定された感があります。DDR3の価格は円高の影響もあるでしょうが、国内にかかわらず業界全体の動きという気もします。まあ、緩やかな値下がりの傾向はしばらく続くでしょう」と予想していた。
こうした状況から、ソフマップ秋葉原本館は「値下がりといえば大容量HDDが注目されていますが、実はフラッシュメモリ関連もかなり買いやすくなっているんですよ。小型PCでもDDR3が使えるものが多いですし、1000円単位で切り詰めて安いマシンを組むなら、今はチャンスだと思います」と話す。
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