マイクロソフト執行役 オフィスプレインストール事業統括本部長の宗像淳氏は、Office 2010に関連して行われるプロモーションについて説明した。宗像氏は、PCにバンドルされるOffice 2010が従来の“Personal”から“Home and Business”にシフトして、2010年秋冬モデルではメーカー製PCの93.6%にプリインストールされることで、従来家庭向けPCに無縁だった「PowerPoint」が普及段階にあるとした。
マイクロソフトでは、このPowerPointの訴求にプロモーションのフォーカスをあわせる考えだ。Office 2010でユーザーの評価の高かった機能として、PowerPointの背景削除機能が第2位に、PowerPointのアート効果が第4位、そして、PowerPointのビデオ編集機能が第5位に挙がったことから、宗像氏は「家庭で使うユーザーはPowerPointを編集ソフトと認識している」とした上で、「モノを作るならキーボードが付いたPCが適している。“作る喜びはPCで”とコンシューマーユーザーに訴求したい」と語った。
その上で、Office 2010をプリインストールしたPCを訴求するプロモーションを季節ごとに行うことを明らかにし、その第一弾として、2010年秋冬シーズンでは、PowerPointを利用して「動く年賀状」を作るキャンペーンを実施する。
ユーザーはPowerPointで動画やアニメーションクリップアートを利用して作成した「動く年賀状」をプロモーションサイトにアップロードし、QRコードで発行されたURLを年賀状に印刷する。年賀状をもらった人は携帯電話でQRコードを読み込むと「動く年賀状」にアクセスできる。マイクロソフトでは動く年賀状のテンプレートを143種類提供しユーザーが無償で利用できるほか、動画閲覧用のアップロードサイトを2011年1月末まで提供する。
また、2011年春モデルでは、Microsoft OneNote 2010を利用して新生活を提案するプロモーションを予定している。
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