ガマンを強いるオフィスPCへのアンチテーゼ、パナソニックの15.6型「Let'snote B10」の狙い:A4ノートも“Let'snote”ならこう変わる(1/2 ページ)

» 2011年01月28日 03時50分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

フルHDの15.6型液晶搭載で、1.88キロ+6時間動作──新シリーズ「Let'snote B10」

photo 15.6型ワイドの液晶ディスプレイを搭載する新シリーズ「Let'snote B」

 パナソニックは1月27日、2011年春商戦向けのノートPC「Let'snote」新モデルを発表。2月10日より順次発売する。

 軽量・長時間・頑丈・高性能のコンセプトを掲げ、サイズ・性能別にさまざまなビジネスシーンに向けたラインアップで展開するLet'snoteシリーズ。第2世代のCore iシリーズなどの採用で、さらなる性能の向上を果たした従来の「J」(10.1型ワイド)、「S」(12.1型ワイド)、「N」(12.1型ワイド)、「F」(14.1型ワイド)シリーズ、タッチタブレットスタイル「C」シリーズ(従来モデルを継続販売)のほか、今回は15.6型ワイドと大型のディスプレイを備えた新シリーズ「B」を新たに追加した。


photo パナソニック AVCネットワークス社ITプロダクツビジネスユニットの奥田茂雄ビジネスユニット長

 15.6型クラス、いわゆるA4サイズのノートPCは、大きな画面とPCとしての基本性能の高さ、そして(デスクトップPCと比べた)省スペース・省電力性、比較的リーズナブルな価格帯の点で、昨今はオフィスで使うクライアントPC、デスクトップPCの代替機としてビジネスシーンへの採用例が多い。一般的に、本体重量は平均2.5〜3キロほど、バッテリー動作時間は1〜3時間といった仕様で、基本は「持ち運びは想定しない」PCと思われている。

 ただ、昨今のネットワーク環境や業務スタイル、クラウド環境を軸にした業務ソフトウェアの多彩化・進化・変化とともに、実務環境においてはA4ノートPCユーザーも「持ち運ぶ機会は意外にある」。その割合は、同社調べによると4割にも上るという。

 「持ち歩く・モバイルと言っても、例えばLet'snote J/Sシリーズのようなリアルモバイルのシーンだけでなく、執務室から会議室へ持ち出す、時には出張に持って行くといったシーンは多々ある。会議1つ出るにしても(たいていはバッテリー動作時間が短いので)ACアダプタが必要で、余計に重くかさばる。これを改善できないか──と、これまでのラインアップでは想定していなかった、でもLet'snoteシリーズでなければ実現できない需要が見えた」(パナソニック AVCネットワークス社ITプロダクツビジネスユニットの奥田茂雄ビジネスユニット長)

photophotophoto 単にデスクトップPCの代替とされていたA4ノートPCも、ビジネスユーザーの利用意識の変化や業務状況に応じてニーズがやや変化。これまでのLet'snoteで培った技術を盛りこみ、A4ノートの利用層にも訴求する

 Let'snote B10の特徴は、軽量・長時間動作・高性能・大画面フルHD液晶・操作性の5点。フルHD(1920×1080ドット)対応で15.6型ワイドとする大型・高解像度の液晶ディスプレイやインテルの最新CPUであるCore i5-2520M vPro(2.5GHz/最大3.2GHz)の採用により従来のA4ノートPCと同等かそれ以上の実用性を備えつつ、「よくあるA4ノートPCより、ペットボトル2本分も軽い」(奥田ビジネスユニット長)とする重量1キロ台の軽量ボディ、そして長時間の会議なども安心の6時間動作の長時間バッテリーと、まるでモバイルノートPCの仕様を説明するかのような、そして、フルHDのディスプレイも地デジやエンターテインメントコンテンツ利用の訴求ではない、他社のA4ノートPCとはかなり異なるアプローチで展開する。

 ビジネスシーンに導入するPCとして、会議の合間でも迅速に対応できる1時間80%充電が可能な急速充電機能や、高解像度のディスプレイをより便利に活用できる独自ツール「画面分割ユーティリティ」、解像度などをワンタッチで切り替えられるファンクションキーの搭載といった特徴も盛りこみ、デスクトップPC並みのパフォーマンスとモバイルノートPC並みのモバイル性能を実現した。

photophotophoto フルHD表示対応15.6型ワイドの液晶ディスプレイを備える、これまでより大型のA4サイズながら、標準電圧版の第2世代Core i5 vPro搭載+重量約1.88キロの軽量ボディ+約6時間となる長時間バッテリー動作の特徴も兼ねる。底面積約849平方センチ(幅370.8×奥行き229ミリ)とするクラス最小のフットプリントも実現する
photophotophoto 1920×1080ドットの高解像度をより快適に活用できるよう工夫した独自の画面分割ツール(個別サイズで任意に表示ウインドウサイズを2/3/4分割にできる)を用意するほか、キーボード右部のファンクションキーで画面解像度をワンタッチで切り替えられる工夫も盛りこむ

 「Let'snote B10は、重く、遅く、非効率だが仕方ない、会社PCはなぜ使いにくいのかなどと“ガマン”していたビジネスユーザーに、A4サイズでもここまで理想的なPCに仕上げられること、そして働き方が大きく変わる・業務効率を大きく改善できるPCとして強く訴求したい」(奥田ビジネスユニット長)


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