Sシリーズの姉妹機種ながら、1スピンドルで価格を抑えたLet'snote Nの新モデル「Let'snote N10 CF-N10」は、ボディデザインとサイズ、インタフェースや搭載する液晶ディスプレイのサイズと解像度などは、従来のLet'snote N9とほぼ共通する。
しかし、内部は一新され、プラットフォームはインテルのノートPC向けで最新となる“Huron River”を採用した。チップセットはIntel QM67 Expressで、店頭モデルのCPUは“Sandy Bridge”世代のCore i5-2520M vPro(2.5GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.2GHz)となる。システムメモリの容量は標準状態で4Gバイト、最大では8Gバイトまで拡張可能。データストレージとして搭載するHDDは容量が500Gバイトと従来と同様だ。
本体サイズは、282.8(幅)×209.6(奥行き)×23.4〜38.7(厚さ)ミリ、重さは標準バッテリー搭載時で約1.27キロ、軽量バッテリー搭載時で約1.1キロと従来からわずかに軽くなった。バッテリー駆動時間は標準バッテリーで約15.5時間、軽量バッテリーで約7.5時間とこちらも長くなっている。
搭載する液晶ディスプレイは12.1型ワイドで解像度は1280×800ドット。本体に搭載するインタフェースは、3基のUSB 2.0(左側面に2基、右側面に1基)、SDメモリーカードスロット、HDMI、アナログRGB出力を備える。SDメモリーカードスロットがUHS-I高速転送に対応するのはLet'snote S10と同じだ。
OSはWindows 7 Professionalで、初期導入時に64ビット版と32ビット版を選択できる。なお、ほかのLet'snoteシリーズで用意されるMicrosoft Office Home & Business 2010標準付属モデルが、Let'snote N10では存在しない。
マイレッツ倶楽部モデルでは、ハイスペックモデルとプレミアムエディションが登場する。ハイスペックモデルでは、Core i5-2540M vPro(2.6GHz、Turbo Boost Technology有効時で3.3GHz)を搭載してHDD容量を640Gバイトにした。プレミアムエディションでは、CPUがCore i7-2620M vPro(2.7GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.4GHz)、データストレージには256GバイトのSSDを採用。無線接続でもBluetooth Ver.2.1+EDRを利用できるほか、プレミアムエディションではモバイルWANに対応する。
本体の重さはハイスペックモデルで約1.275キロ、プレミアムエディションで約1.265キロ。バッテリー駆動時間はハイスペックモデルで約15.5時間、プレミアムエディションで約14時間となる。マイレッツ倶楽部で選べるカラー天板は、ハイスペックモデルで6色、プレミアムエディションで8色とLet'snote S10と同じだが、本体色はシルバーダイヤモンドだけとなる。
Let'snote Nシリーズ店頭モデルの概要(その1) | ||||||||
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シリーズ名 | モデル名 | タイプ | 従来比較 | CPU | メモリ | HDD | OS | 実売価格 |
N10 | CF-N10 (CF-N10AYADR) | 1スピンドル | 新世代CPU、HDD強化 | Core i5-2520M(2.5GHz/最大3.2GHz) | 4GB (DDR3) | 500GB | 64ビット版/32ビット版7 Professional | 19万円前後 |
Let'snote Nシリーズ店頭モデルの概要(その2) | ||||||||
シリーズ名 | モデル名 | 液晶 | 解像度 | チップセット | 光学ドライブ | GPU | vPro/オフィス | 重量 |
N10 | CF-N10 (CF-N10AYADR) | 12.1型ワイド | 1280×800 | Intel QM67 | − | CPU統合 | ○/− | 約1270グラム |
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