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» 2011年03月24日 16時00分 公開

4倍速フルHD液晶+3D立体視+第2世代Core i7+外部GPU:「VAIO F(3D)」徹底検証(後編)――3DノートPCの本命か? (3/4)

[鈴木雅暢(撮影:矢野渉),ITmedia]

第2世代Core i7+外部GPUによる優秀なパフォーマンス

 VAIOノート初の3D立体視対応モデルということが最大のセールスポイントだが、最新テクノロジーに対応した性能面も注目に値する。ここではVPCF219FJ/BIの性能を各種ベンチマークテストで調べていこう。

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア

 Windows 7標準機能のWindowsエクスペリエンスインデックスのスコアは右の画面の通り。基本スコアは5.9だが、これは2.5インチHDD(5400rpm)を採用したプライマリハードディスク(HDD)のサブスコアだ。それを除くと6.6以上で、プロセッサとメモリは7を超えており、ハイレベルな基本性能を備えていることが分かる。

 システム全体のパフォーマンスを測定できる定番ベンチマークテストのPCMark05とPCMark Vantageのスコアからも、同じ傾向は確認できる。HDD関連のスコアが少し劣るが、PCMark05のCPUスコアで9074、PCMark Vantageの総合スコア(PCMark)で6982と優秀なスコアをマークしており、デスクトップ代替ノートとして不満のないパフォーマンスだ。

 HDD関連のスコアにしても、ノートPCとしてはごく一般的なレベルで、ほかと比べて特に低いわけではない。データストレージの性能が物足りないなら、VAIOオーナーメードモデルでSSDを選択するという手もある。

PCMark05のスコア(写真=左)、PCMark Vantage(1024×768ドット)のスコア(写真=右)

 DirectX 9.0c世代の3D描画テストである3DMark06のスコアは8306と、ノートPCとしては高いレベルだ。FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3をはじめ、いくつかのゲームタイトルベースの3D系ベンチマークテストのスコアも掲載しているが、最新の3Dゲームでも特に負荷の高いゲームでなければ一通りはプレイできるレベルといえるだろう。

 バイオハザード5のベンチマークテストでは、NVIDIA 3D Visionによる3D立体視状態でも測定してみたところ、ノーマル状態では52.6fpsと十分快適にプレイできるスコアが出たが、3D立体視状態では20.7fpsと半分以下に落ち込んだ。少し我慢すれば遊べるだろうが、もう少し描画負荷が軽めのゲームならば、3D立体視の迫力ある画面で実用的にプレイできるだろう。

3DMark06(1280×768ドット)のスコア(写真=左)、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3のスコア(写真=中央)、FINAL FANTASY XIV Official Benchmark(1280×720ドット/ミコッテ)のスコア(写真=右)

バイオハザード5(DX10)/ベンチマークテストBのスコア(写真=左)、ColinMcRae:DiRT2 Demoのスコア(写真=右)

 3DCGソフトのCINEBENCH R11.5を使ったレンダリングテストのスコアは5.02ptで、デスクトップ向けの第1世代Core i7、あるいはデスクトップ向け6コアCPUのPhenom II X6 1055T(2.8GHz)などに近いスコアで、モバイル向けCPUとしては非常に優秀といえる。

 Media Espresso 6.5の動画エンコードテストも実行した。Intel HD Graphics 3000/2000のハードウェアエンコード機能(Intel Quick Sync Video)に対応していることで知られるソフトだが、NVIDIAのCUDAもサポートしている。ソフトの自動判別では「ハードウェアエンコーディング」のみ有効にされたが、「ハードウェアデコーディング」も有効にすることができ、両方有効にすると31秒とかなりの短時間でエンコードを終えることができた。これは同じ設定で行ったIntel HD Graphics 3000利用時の「VAIO S」(VPCSB19FJ/B:STAMINAモード)とほぼ同レベルだ。

CINEBENCH R11.5のスコア(写真=左)、Media Espresso 6.5の動画エンコードテスト結果(写真=右)

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