もう1つ、MSIブースで注目したいマザーボードが「Z68A-GD80(G3)」だ。Intel Z68 Expressを搭載するこのマザーボードが実装するメモリスロットやオンボードコントローラ、バックパネルに備えるインタフェースの種類などは、すでに登場しているZ68A-GD80(B3)と共通する。
注意したいのは、型番末尾が(B3)ではなく(G3)であることだ。このG3は、PCI Expressに“Generation 3”を採用することを示す。
MSIスタッフの説明によると、同社が行った検証では、対応するグラフィックスカードがないので描画性能に及ぼす影響は不明ながら、RAID構成の高速ストレージデバイスの転送速度などがPCI Express Generation 2.0導入のマザーボードより4割ほど速くなるのが確認できたという。
グラフィックスカードでは、数量限定生産という“特製”のハイエンドグラフィックスカード「N580GTX Lightning Extreme Edition」が展示されている。その姿は、すでに登場しているN580GTX Lightningとほぼ同じで、クーラーユニットにはTwin Frozr IIIを載せている。
“Extreme Edtion”として追加されたのは、独自機能を組み込んだクーラー“ファン”だ。ファンの表面に特殊な塗料が塗られており、外気温が45度までなら青い色のままだが、それ以上になると白く変色してユーザーに視覚的に警告するという。また、電源投入後の30秒間は、ファンが逆回転して、ファンに付着したほこりをグラフィックスカードの外部に吹き飛ばす機能も用意された。
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