Windows 7のエクスペリエンスインデックスでは、CPUのスコアが7.6、グラフィックスがともに7.8と非常に高い。HDDをSSDに変えるとさらに高速になりそうだが、このままの状態でも不満を感じることはないこのスペックでどれだけのパフォーマンスを発揮できるのか、いつも通り一通りのベンチマークテストを実施した。計測したのは、PCMark05、PCMark Vantage、3DMark 06、3DMark Vantage、3DMark 11といった定番と、FINAL FANTASY XI Official Benchmark 3およびFINAL FANTASY XIV Official Benchmarkのゲーム系ベンチだ。
まずはWindows 7のエクスペリエンスインデックスから見ていこう。各スコアは、CPUが7.6、グラフィックススコアはデスクトップと3Dゲームともに7.8、メモリが7.6で、HDDが5.9となった。SSDではないので、HDDスコアが5.9なのは仕方のないところだが、全体的には“ハイスペ”にふさわしいスコアが並んでいる。また、HDDで体感的な不満を感じるかといった点に関しても、実際にはWindows 7の起動も高速だし、デスクトップ操作に不満を感じることもなかった。
一方、各種ベンチマークテストの結果も総じて高いスコアとなっている。すでに古いゲームに入るものの、いまだ現役のFINAL FANTASY XI Official Benchmark 3ではHigh/Low設定ともにスコアは1万を超え、大型アップデートで軽くなったと言われるFINAL FANTASY X? Official Benchmarkでも、Low設定で6000超えと十分なパフォーマンスを出している。
もちろん、マウスコンピューターのゲーミングPCブランドである「G-Tune」シリーズと比較すればやや厳しい部分もあるが、一般的な用途のPCでここまで高いスコアを出していれば、オールマイティに使えるPCと言い切ってかまわないだろう。
以上、Lm-i731X2を紹介してきたが、今回使用した構成で価格は8万9880円と9万円を切る。BTOメニューに用意されている24型のフルHD液晶ディスプレイと組み合わせても10万円をわずかに超える程度と激安だ。
9万円を切る価格でハイスペ環境が入手できるわけで抜群のコストパフォーマンスと言えるだろう。拡張性といった点ではミドルタワー型に劣る部分はあるもののオールマイティに使えるハイスペ環境を、できるだけ安価に入手したいなら選択の筆頭候補に入れておくことをおすすめしたい。
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第2世代インテル Core プロセッサー・NVIDIA GeForce搭載モデル。価格は8万9880円(プレミアム構成/6月17日現在)。
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