ようやくUSB 3.0をサポート──「Let'snote B10」2011年PC秋冬モデル

» 2011年08月24日 13時30分 公開
[ITmedia]
Let'snote B10

 今回登場した「Let'snote B10」は、2011年4月22日に登場した従来モデルとほぼ共通の仕様を採用する。15.6型ワイドの液晶ディスプレイを搭載して解像度は1920×1080ドットと、Let'snoteシリーズ最大のディスプレイサイズと解像度を継承する。内蔵ドライブも従来と同じ、Let'snoteシリーズではB10だけが採用するトレイタイプのDVDスーパーマルチだ。

 本体のサイズは、370.8(幅)×229(奥行き)×31.4〜43.2(厚さ)ミリ、重さは約1.88キロ。バッテリー駆動時間は約6時間で、1時間で80%まで充電できる急速充電に対応するのも変わらない。

 CPUは、従来と同じ“Sandy Bridge”世代のデュアルコアクラスながら、Core i5-2540M vProに変更し、動作クロックが通常状態で2.6GHz、Turbo Boost Technology有効時で最大3.3GHzと向上した。チップセットはIntel QM67 Expressを採用する。OSも従来と同じ、64ビット版Windows 7 Professionalで、Service Pack 1を適用している。初期設定で64ビット版と32ビット版を選択できるのも従来と同様だ。

 HDDの容量は640Gバイト、システムメモリの容量も標準構成で4Gバイト、最大で8Gバイトと従来と変わらない。ただ、本体に搭載するインタフェースでは、、SDメモリーカードスロット、1000BASE-T対応の有線LAN、HDMIとアナログRGB出力、そして、USB 2.0に加えて、USB 3.0も用意する。なお、店頭向けモデルの無線接続では、IEEE802.11 a/b/g/nだけが利用できる。

 Web販売限定のマイレッツ倶楽部ではハイスペックモデルで内蔵ドライブにBlu-ray Discドライブを採用するほか、無線接続でBluettothも搭載する。さらに、マイレッツ倶楽部プレミアムエディションでは、インテルがまだ発表していないCPUを搭載する予定だ。

Let'snote 店頭モデルの概要(その1)
シリーズ名 モデル名 タイプ 従来比較 CPU メモリ HDD OS 実売価格
B10 CF-B10 大画面2スピンドル CPU強化、USB 3.0対応 Core i5-2540M (2.6GHz/最大3.3GHz) 4GB (DDR3) 640GB 64ビット版/32ビット版7 Professional SP1 17万5000円前後
CF-B10 大画面2スピンドル CPU強化、USB 3.0対応 Core i5-2540M (2.6GHz/最大3.3GHz) 4GB (DDR3) 640GB 64ビット版/32ビット版7 Professional SP1 19万円前後

Let'snote 店頭モデルの概要(その2)
シリーズ名 モデル名 液晶 解像度 チップセット 光学ドライブ GPU vPro/オフィス 重量
B10 CF-B10 15.6型ワイド 1920×1080 Intel QM67 DVDスーパーマルチ CPU統合 ○/− 約1880グラム
CF-B10 15.6型ワイド 1920×1080 Intel QM67 DVDスーパーマルチ CPU統合 ○/Office Home and Business 2010 約1880グラム

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2024年05月11日 更新
  1. 新型「iPad Pro」がM3チップをスキップした理由 現地でM4チップ搭載モデルと「iPad Air」に触れて驚いたこと (2024年05月09日)
  2. 「M4チップ」と「第10世代iPad」こそがAppleスペシャルイベントの真のスターかもしれない (2024年05月10日)
  3. 個人が「Excel」や「Word」でCopilotを活用する方法は? (2024年05月08日)
  4. Minisforum、Intel N100を搭載したスティック型ミニPC「Minisforum S100」の国内販売を開始 (2024年05月10日)
  5. “NEXT GIGA”に向けた各社の取り組みやいかに?──日本最大の教育関連展示会「EDIX 東京」に出展していたPCメーカーのブースレポート (2024年05月09日)
  6. NECプラットフォームズ、Wi-Fi 6E対応のホーム無線LANルーター「Aterm WX5400T6」 (2024年05月09日)
  7. ASRock、容量約2Lの小型ボディーを採用したSocket AM5対応ミニベアボーンPCキット (2024年05月10日)
  8. SSDの“引っ越し”プラスαの価値がある! 税込み1万円前後のセンチュリー「M.2 NVMe SSDクローンBOX」を使ってみる【前編】 (2024年05月06日)
  9. Core Ultra 9を搭載した4型ディスプレイ&Webカメラ付きミニPC「AtomMan X7 Ti」がMinisforumから登場 (2024年05月08日)
  10. これは“iPad SE”なのか? 新型iPadを試して分かった「無印は基準機」という位置付けとシリーズの新たな幕開け (2022年10月24日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー