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» 2011年10月24日 09時48分 公開

古田雄介のアキバPickUp!:「直撃ですよ」――HDDショックでアキバ中が混乱 (2/4)

[古田雄介(ぜせ)&ITmediaアキバ取材班,ITmedia]

6コア&4コアの「AMD FX」が単体デビュー! そして、迫る「Core i7-2700K」

 先週はHDDの動向が目立っていたが、日曜日の10月23日からは「Bulldozer」ことAMDの新CPU「AMD FX」シリーズの単体発売も始まっている。出回ったのは、6コアの「FX-6100」と4コアの「FX-4100」で、価格は順に1万5000円前後と1万円弱。

 FX-6100は標準3.3GHzで動作し、ターボコアで最大3.9GHzまで引き上げられる(Max Turbo時)。TDPは95ワットだ。FX-4100は標準3.6GHz/最大3.8GHzで、TDPは同じく95ワット。ともにSocket AM3+対応で、メモリはDDR3 1866までサポートしている。

 入荷した各ショップでは、コストパフォーマンスの高さが話題になっていた。クレバリー1号店は「従来のAMD最高クラスより安くて高性能なので、FX-6100は人気を集めそうですね。何よりTDPが95ワットと控えめなのがいいです」と評価していた。従来のAMD製コンシューマー向けCPUで最上位だったPhenom II X6 1100T Black Editionは、標準3.3GHz/最大3.7GHzで動作し、TDPは125ワットとなる。価格は1万8000円弱だ。

 ただし、ヒットを期待する声は少なめだった。某ショップは「やっぱり8コアが出ないと話になりませんよ。従来より高いといっても、最初に注目されるのはハイエンドですから。AMD Aシリーズと同じく、あまり注目されずに、じわじわ売れていく感じですかね。まあ、このクラスが出るくらいなら、TDP 65ワットの4コア&GPU統合モデル『A8-3800』を早く投入してほしいです」と、やや投げやりに話していた。

PC DIY SHOP FreeTのAMD FXシリーズ用POP(写真=左)。AMD「FX-6100」(写真=中央)。FX-6100とFX-4100(写真=右)

 なお、8コアの最上位となる「FX-8150」の単体発売はまだだが、同CPUを組み込んだショップブランドマシンはすでに複数のショップで販売されている。例えば、ドスパラ秋葉原本店は、FX-8150とRadeon HD 6870、8Gバイトメモリと1TバイトHDDの構成で10万円を切る同店限定の即納モデルを店頭に並べている。

 同店は「話題性が高いCPUだけに、すでに品薄になるほど好調に売れています。保証外となりますが、やはりオーバークロックにチャレンジしたいという人も多いようです。標準仕様で使っても、8コアなのでマルチタスク操作などで強さを発揮できると思います。潤沢に出回るようになってもヒットを続けてくれたらうれしいですね」と話していた。

 ただし、早速強烈なライバルが登場する。10月24日からインテルが、Sandy Bridge最上位となる4コアモデル「Core i7-2700K」の販売をスタートさせる。標準クロック3.5GHzで、ターボブースト時は最大3.9GHzまで引き上げられる。TDPは95ワットで、価格は2万8000円前後。これまでの「i7-2600K」を超えるモデルが11カ月近く経過してようやく登場するとあり、「2600Kからの乗り換えも含めて、かなり人気が出ると思います」(クレバリー1号店)と、ヒットを予想する声は多かった。

 この状況について、AMD派を自称する某店員氏は「ホラね。AMDが遅いから、拳出す前にカウンターパンチもらちゃったでしょ? あまり負け戦が続くと、メインストリームではインテル一択という状況になりかねません。すると自作PC市場全体の停滞にもつながるので、AMDには本当にがんばってほしいんですけどね・・・…。とりあえず、応援し続けますよ」と語っていた。

PC DIY SHOP FreeTのFX-8150マシン(写真=左)。ドスパラ秋葉原本店のFX-8150マシン(写真=中央)。インテル「Core i7-2700K」(写真=右)


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