Windows 8を“目配せ”で操る2012年のUnveiled2012 International CES(2/2 ページ)

» 2012年01月09日 19時09分 公開
[長浜和也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

UltrabookなThinkPadに初接近

 ThinkPadシリーズで初めてUntrabookコンセプトを初めて導入した「ThinkPad T430u」もサンプルを展示していた。複数のサンプルを用意していたが、実際に触れたのは、動作しないモックで、その挙動は確認できなかった。

 ただ、本体に搭載するインタフェースが、有線LANと2基のUSB 3.0、ヘッドフォン端子、SDメモリーカードスロット、HDMI出力であることや、底面にメモリスロットにアクセスできるカバーなどを設けないデザインになっていること、そして、キーボードがアイソレーションタイプの6段レイアウトであることなどが確認できた。

Ultrabookコンセプトを導入したThinkPad T430u

左側面にはインタフェースを搭載せず(写真=左)、右側面にはヘッドフォン端子と2基のUSB 3.0、有線LANを備える(写真=右)

背面にはHDMI、そして、展示機材にはSIMカードスロットも設けてあった(写真=左)。底面には細かいカバーが一切ない(写真=右)

Marvellで、タブレットデバイスと手回し発電機と

 Marvellは、“箱”に収容されたネグロポンデのOLPCタブレットデバイス「XO-3」と、タブレットデバイスに接続できる手回しの発電機のセットを展示していた。ブーススタッフによると、教育現場の年少者でも安心して使える強度を確保するため“箱”を用意したという。

 手回しの発電機は、電力インフラが整備されていない地域でも使えるようにするためだが、どのぐらいの充電作業で満充電になるのかは明らかにしていない。また、アイデアの提示ということで、“箱”には太陽電池も組み込まれていた。(記事掲載当初、OLPCの記述に誤りがありました。おわびして訂正いたします)

Marvellのブースに展示していた“手回し発電機”対応のOLPCタブレットデバイス

目配せでWindows 8(仮称)を操作する

 Tobii Technologyは、Eye Tracking(視線検知)を利用して、視線の動きでPCを操作する技術を開発している。2011年の3月にはノートPCのサイズにこのシステムを実装することに成功しており、2013年には市販PCへの導入を目指している。

 CES Unveiledでは、Windows 8 Developer Previewを導入したTobiiの試作ノートPCや、大画面スマートテレビで、Metroスタイルで並ぶタイルをスクロールしたりタイルの1つを選択したりするデモを行っていた。

視線の動き(眼球の動き)を検知してスクロール操作などを行うTobii Technologyは、Windows 8 Developer Previewを“目配せ”で操作するデモを行っていた

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー