エプソンは1月18日、A3ノビ対応インクジェットプリンタ「EP-4004」を発表した。2012年2月1日に発売する。価格はオープンで、実売価格は3万円台後半の見込み。
EP-4004は同社A3ノビ対応プリンタのエントリーモデル。無線LAN(IEEE802.11b/g/n)を標準搭載し、スマートフォンやタブレット端末から写真、Webページ、文書のワイヤレスプリント/スキャンが行えるiOS/Android用アプリ「Epson iPrint」に対応する。ボディデザインは、プロフォト向け製品群である「エプソンプロセレクション」シリーズの黒を基調としたデザインを採用した。
インクカートリッジは染料6色独立式を採用。ノズル数は各色90ノズル、最小インク滴は1.5ピコリットル、印刷解像度は5760×1440dpiだ。写真印刷の速度はL判1枚あたり約39秒、A3サイズ1枚あたり約2分51秒、インク+用紙のコストはL判1枚あたり約21.9円としている(写真用紙<光沢>使用時)。
PC接続インタフェースはUSB 2.0も用意する。PictBridge/USBDIRECT-PRINTによるデジタルカメラからのダイレクトプリントやBlu-ray Disc/DVD/CDレーベル印刷も可能だ。本体サイズは616(幅)×322(奥行き)×215(高さ)ミリ、重量は約11.8キロ。
同社は純正ファインアート紙「Velvet Fine Art Paper」の新サイズとして、A4・10枚入りを2012年3月8日に発売する。価格はオープン、実売価格は3000円前後の見込みだ。
写真家やアーティストと共同開発した「Epson Signature Worthy」シリーズのインクジェット用紙で、表面にわずかなテクスチャ加工を施している。これまでVelvet Fine Art PaperはA2とA3ノビのサイズが用意されていたが、作品作りやテストプリント用として要望が多かったA4サイズを追加したという。
対応機種はPX-5V、PX-7V、PX-5002、PX-H6000、PX-6550、PX-5500、PX-5600、PX-G5300、PX-G5100、PM-4000PX、MC-5000、PX-5800、PX-6500、PX-6000。
普通のプリンタに用はありません:“プロ仕様”のA3ノビ顔料フォトプリンタ――「PX-5V」を検証する
エプソン「EP-804AR」は、まさに“迷ったらコレ”の完成度か?
モバイル/クラウド連携も:「いたれり、つくせり」なプリンタでシェア51%をめざす――2011年「カラリオ」発表会
新色は“赤”、メールプリントやAirPrintにも対応:エプソンが「カラリオ」プリンタ11年秋冬モデルを発表――カラバリ、操作性向上、モバイル/クラウド連携に注力
高速A4機を初めて投入:エプソン、高速出力/高耐久のA4カラーページプリンタ
一気投入はまだまだ続く!:「ラインアップ強化はシェア獲得に有効」――エプソン、オフィス向けプリンタ製品発表会Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.