星野アイエヌジーの前身となる星野金属工業とソルダムは、アルミ製で軽量、かつ、ヘアラインをあしらったメタリックなデザインのPCケースを1998年から出荷して、その「WINDy」ブランドや前傾したフロントパネルが注目された「JAZZ」シリーズなどが自作PCユーザーに広く知られるようになった。
生産を星野金属工業が受け持ち、販売をソルダムが担当する形で、PCケースやBTO PCの事業を展開していたが、2006年に7月に星野金属工業が不渡りを出して生産停止となった。その時点で、ソルダムは新たな生産委託先を探すなど、活動再開を模索したものの、その約10日後には、サポート業務は継続するものの、生産開始には時間がかかるとの見通しを明らかにしている。
その後、新しい生産委託先とともに、PCケースやBTO PCの生産と販売を再開し、従来のアルミ製でデザインを重視したPCケースや、二重構造を採用したALCADIAシリーズ、そして、横置きのデスクトップスタイルPCケースOLIENといったラインアップを整備するとともに、「ミュージックPC」などの新しいカテゴリーも手がけた。
しかし、そのソルダムも2007年内に活動を停止し、その事業は、2008年に星野アイエヌジーが行うようになった。現在、星野アイエヌジーのWebページや同社のWeb販売ページでは、営業を停止して廃業することを告知する文章を表示するのみだ。
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