キーワードは“オールインワン”――大学生にWindows 8の魅力を伝えるには:学生の視点でWindows 8を訴求

» 2012年12月04日 00時00分 公開
[池田憲弘,ITmedia]

学生による、学生のためのマーケティングチーム

photo 発表会には、日本マイクロソフト 業務執行役員Windows本部本部長の藤本恭史氏が登壇。放映中のテレビCMについて「若い世代をターゲットとしたCMは、予想以上に反響がよかった」と述べた。プロモーションを行う中で、従来のPCユーザーと、スマートデバイスに慣れた若い人とではWindows 8搭載PCに対するリアクションが異なることに気付いたという

 日本マイクロソフトは12月3日、「Windows Ambassador キャンパスツアー報告会」を開催した。Windows Ambassadorとは、大学生(大学院生含む)約30名で組織されるWindows製品のマーケティングチームだ。学生へのWindowsの認知拡大や、利用を促すための活動を、オンライン/オフラインを通じて展開している。

 発表会では、同社Windows本部Student Audience Marketing担当の高垣香織氏が登壇し、同社の学生支援活動について説明した。現在、日本マイクロソフトが行っている活動は以下の3つだ。

  • Youth Spark……学生向けの技術コンテスト「Imagine Cup」など学生のチャレンジ支援
  • Windows Ambassador……学生自身による学生視点でのマーケティング
  • Digital Youthプロジェクト……スキルアップや人材育成を目的とした大学生向けのICT活用促進キャンペーン

 Windows Ambassadorは学生支援プログラムとして、世界25カ国で実施しているが、日本では2011年10月から本格的に始動した。学園祭や就職活動、新入生向けの活動などを中心に活動し、2012年2月には学生を対象としたビジネスコンテスト「Windowsマーケティングコンテスト」を開催している。「学生を取り巻く環境は、国によって大きく異なるので、Windows Ambassadorの活動は各国の特徴が色濃く出る。例えば大学生協と協力してイベントを行うのは日本独自のものだ」(高垣氏)という。

photophoto 日本マイクロソフトWindows本部Student Audience Marketing担当の高垣香織氏(写真=左)。日本マイクロソフトが行っている学生支援活動(写真=右)
photophoto Windows Ambassadorの説明(写真=左)と、日本での活動(写真=右)

実際に使うことで魅力を実感

 直近では、Windows 8発売に合わせて、学園祭でのタッチ&トライイベントの開催、合同学園祭「AGESTOCK2012」への協賛(Windows 8搭載PCのタッチ&トライブースを設置)といった活動を行っている。これらの活動を通じ、Windows 8搭載PCを体験した約2500人の学生からアンケートを集めた。

 Windows Ambassador代表の社翼さん(早稲田大学4年)は、「タッチ&トライイベントでの学生の反応は非常によかった。Windows 8は触ってみなければ分からない魅力が多いOS。今の大学生は、タブレットやスマートフォンでのタッチ操作に慣れているが、実際にWindows 8搭載PCに触れることで、“PCにタッチ操作を導入すると操作が快適になる”ということを実感していた」と説明した。

photophotophoto Windows Ambassador代表の社翼さん(写真=左)。直近では、Windows 8認知拡大を狙い、学園祭でのタッチ&トライイベントや、東京ドームシティで行われた合同学園祭「AGESTOCK2012」に協賛した(写真=中央、右)

 具体的には「エクセルなど表計算ソフトでは、離れた位置のセルを選択するときはタッチも便利」「ピクチャーパスワードが使いやすい」といった意見が印象に残ったという。「個人的にはスナップビュー(画面分割)も気に入っています。片方の画面でメールを確認しつつ、文書を作成するというのはよくやります」(社さん)

 AGESTOCK2012でのタッチ&トライでも、Windows 8搭載PCを触った学生が「これいくらですか?」と質問してくることが多かったという。高垣氏は「学生の中でPCの購入意欲が芽生えているということ」と自信をのぞかせた。

photophotophoto 学園祭でのタッチ&トライイベントで、学生に対してWindows 8搭載PCの印象を問うアンケートを実施した。PCを体験する前と体験した後の2回同じ質問を行っている(写真=左)。体験前と体験後ではWindows 8に対する印象が大きく変わった(写真=中央、右)
photophoto 次に買いたいデバイスに関する質問。PC、タブレットともに体験前はMac/iPadが強い。学生においては、Macの人気が強いこともWindows Ambassador設立(学生向けプロモーションの強化)の理由だ

学生にWindows PCを訴求するには?

 スマートフォンが普及している今の大学生に、PCを積極的に買ってもらうにはどういった点を訴求しているのか。高垣氏は「大学入学と同時に親と一緒にPCを買い、大学生生活を送るうちにモバイルPCが欲しくなるパターンが多い。そういうときにノートPCとしてもタブレットとしても利用できるWindows 8ノートはぴったり」と述べた。

 社さんに聞くと「多様性、というキーワードがよく響いている。リポート作成にも使え、就職活動にも使え、サークル活動でも、なんにでも使える。そんな“これ1台あれば何でもできる”という点を訴求している。そういう点でも、PCは生活になくてはならないものですね」と答えた。

photo 今後の企画予定。個人的には「Windows 8女子会」がどういったものか気になる

 本格的に活動を始めるまでの経緯も含めれば、Windows Ambassadorは結成して約2年となる。高垣氏は「この2年で組織自体の認知や、活動の土台ができあがった。今後はさらに活動の規模や幅を広げていく」と述べた。

 今後は、Windows 8アプリを活用し、女子大生をターゲットとする「Windows 8女子会」の開催や、スノーボード競技大会「TOYOTA BIG AIR 2013」(2013年2月23日〜24日、札幌ドーム)でのタッチ&トライブース出展といった活動を予定している。

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