マザーボードで異彩を放っていたのは、ASRockのmini-ITXモデル「C2750D4I」だ。オリオスペックで4万8800円の値がついていたが、取材時点ですでに売り切れていた。サーバ向けの8コアCPU「Avoton C2750(Atom C2750)」を搭載するマザーで、8基のSATA 3.0と4基のSATA 2.0端子を備えるほか、最大でDDR3-1600まで対応するDIMMスロット4基と、PCI Express x8スロットを1基備えるなど、mini-ITXマザーには珍しい構成となっている。
同店は「大量のドライブとメモリを積んで、相当ハイスペックなサーバが組めます。組み込み向けで入荷した一部を売り出しましたが、すぐに売り切るくらい好評でした」と語る。再入荷の時期は未定という。
そのほかのジャンルでは、EVGAのSLIブリッジ「Pro SLI Bridge」も目立っていた。2-Wayタイプが3700円弱で3-Wayタイプが4000円弱となる。「一部のGeForce GTX TITANやGTX 780カードで使うと、EVGAのロゴが光って浮かび上がる仕様」(オリオスペック)という。ディスプレイ好きなユーザーに注目されているそうだ。
最後はAPUの新製品。AMDから4コアモデル「A10-6790K」と2コアモデル「A4-6300」が登場している。価格は順に1万5000円前後と6000円弱だ。A10-6790KはA10最上位「6800K」の下位にあたるAPUで、通常クロックとBoostクロックが100MHz低くなっている。A4-6300はRichland世代のローエンドの位置づけで、旧世代の「A4-4000」の上位にあたる。
入荷したTSUKUMO eX.は「A10-6790KはA10-6800Kとの値段差がカギになります。ウチは2000円近くの差がありますが、他店さんで6800Kを1万5000円くらいまで下げている例があるので、どうなるか微妙。A4-6300は現行世代で安く組みたいという人に需要がありそうです」と話していた。
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