PC USER Pro

次世代プロセッサはWindows 10のみ対応、SkylakeのWindows 7/8.1サポート終了は2017年7月という衝撃鈴木淳也の「Windowsフロントライン」(2/2 ページ)

» 2016年01月18日 06時00分 公開
前のページへ 1|2       

一番影響を受けるのは企業ユーザー

 今回のサポートポリシー変更は、ほぼ企業ユーザーを対象としていることは明らかだ。多くの一般ユーザーの場合、WindowsがプリインストールされたPCを購入してくるため、最新マシンで旧OSをわざわざ導入しようと考えるケースは少ない。

 企業環境では既存の業務システムやアプリケーションの互換性のほか、ユーザー教育で操作環境を統一するために、あえて最新PCを導入しつつも旧OSにダウングレードして利用するケースが少なくない。

 Windows 7 ProfessionalとWindows 8.1については、2016年10月31日までプリインストールPCの購入が可能だが、延長サポート期間ギリギリまでダウングレード権を行使してOSのバージョンを従来のままで使い続けようとするユーザーもいるかもしれない。

 しかし、2017年7月17日より後に、このダウングレード権がどうなるかについてMicrosoftは言及していない。この18カ月の猶予期間はSkylakeについて言及したものであり、旧システムについてはその限りではないからだ。

 ただ現状で、SkylakeがPCのラインアップ全体にまで普及しておらず、アーキテクチャ的には前世代のBroadwell(第5世代Core)やHaswell(第4世代Core)が混在している状況だ。これは恐らく2017年に突入してもある程度継続しているとみられ、Microsoftが一律で権利を縮小するのは難しい状況だろう。そのため、ダウングレード権自体は両OSの延長サポートが終了する、それぞれ2020年と2023年まで継続するとみられる。

※記事初出時、CPUの世代について誤記がありました。おわびして訂正いたします(2016年1月18日10時/PC USER編集部)

Windows各バージョンの販売終了日 ここでの販売終了とは、MicrosoftがWindowsの特定バージョンを販売店またはOEM(主にPCメーカー)へ出荷する終了日のことだ

 こうしたWindowsのサポートポリシー変更は、最近Microsoftが立て続けに打ち出している「Windows 10移行作戦」の一環とみられる。今回のマイヤーソン氏の発言も「Windows 10と最新ハードウェアの組み合わせで性能や機能が大幅に強化される」「企業ユーザーのWindows 10導入スピードやテスト状況は過去最高スピード」といった部分を強調しており、Windows 10への移行を強制しているわけではないが、なるべく多くのユーザーを移行させて早期に巻き取る狙いなのは明らかだ。

 これは本連載でも度々触れている「Windows 7が将来的なネックになること」への予防線であり、Windows XPの二の舞になることを防ぐため、2020年の延長サポート終了を待たずして今後1〜2年内にも大多数のユーザーをWindows 10へ誘導することを目標にしているようだ。

 2016年全体を通じて、こうしたメッセージが頻繁にMicrosoftから出てくることが予想され、ユーザーと関連ベンダーともに注視しておくべきだろう。


前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月24日 更新
  1. 日本が舞台のオープンワールドレースゲーム「Forza Horizon 6」は、土地の空気感まで再現された圧倒的リアルさ 車好きでなくとも絶対ハマる理由 (2026年05月23日)
  2. かわいらしい水色が魅力の「Omikamo 折り畳み式Bluetoothキーボード」がタイムセールで25%オフの5688円に (2026年05月22日)
  3. どんな場面で役立つ? 「サンワダイレクト ペン型マウス 400-MAWBT202R」がタイムセールで23%オフの5380円に (2026年05月22日)
  4. 26万円のASUS製Ryzenマザーが即完売! 33万円引きの特価グラフィックスカードなど秋葉原を騒がせた目玉パーツ (2026年05月23日)
  5. スマホを開かずに天気や予定をひと目で把握できる「SwitchBot スマートデイリーステーション」がタイムセールで14%オフの1万3680円に (2026年05月22日)
  6. Googleが個人向け自律型AIエージェント「Gemini Spark」発表/LGが1000Hzのリフレッシュレートにネイティブ対応した「LG UltraGear(25G590B)」を発表 (2026年05月24日)
  7. メモリ容量が最大192GBに! AMDが新型モンスターAPU「Ryzen AI Max PRO 400」を発表 (2026年05月22日)
  8. バッテリー着脱式! Ryzen AI Max+ 395で驚異の性能をたたき出すポータブルPC「OneXFly APEX」を試す (2026年05月22日)
  9. 小さすぎるモバイルマウス「サンワダイレクト 400-MAWB216GM」が18%オフで販売中 (2026年05月22日)
  10. VAIOが個人向け製品を統一価格で提供する「指定価格制度」を開始 (2026年05月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年