「Windows as a Service」を標ぼうするWindows 10では、これまでのWindows OSより高頻度にアップデートを提供することで、「できるだけ多くのユーザーの環境を最新状態に保つこと」を実現しつつある。その一方で、「見た目の変化はほとんどなく、実際にどこに変更が加わったのかが分かりにくい」という意見もあるだろう。
Windows 10の開発を指揮するテリー・マイヤーソン氏は、November Update(1511)を提供する直前の10月29日、「ユーザーから受け取ったフィードバックへダイレクトに返答するために、個々のアップデートでどのような変更をしたのかの文書化を進めていく」とコメントしている。実際、やや時間はかかったものの、「Windows 10 update history」のタイトルで示されるページにアップデートでの変更内容がまとめられるようになった。
現在のところ、このページには2月9日(米国時間)に配信が開始された「累積的アップデート(Cumulative Update)」での変更点しか記載されていない。このアップデートはTH1こと2015年7月29日に初めて一般公開されたWindows 10(Build 10240)と、TH2ことNovember Update(1511)の2つのバージョンにそれぞれ配信されており、適用後のビルド番号はそれぞれ「Build 10240.16683」と「Build 10586.104」となる。
今後は「history」の文字通り、アップデートの履歴が連ねられていくとみられ、資料として参照が可能になるだろう。ただし、現在のところ英語の文章しか用意されていないようだ。
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