持ち運び用のスーツケースまで付属! 世界初の水冷式ゲーミングノートPCがASUSから登場 男の子ってこういうのが好きなんでしょ?(2/2 ページ)

» 2016年02月18日 09時00分 公開
[山口恵祐ITmedia]
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 ノートPC本体の背面側には、水冷ユニットと接続するための独自機構が備わっている。中央にあるオレンジ色の端子が電源、その両隣にあるポートが冷却水が循環するためのパイプとなっている。水冷ユニットはドッキングステーションのような形で、ノートPC本体を水冷ユニットに乗せて、ロックすることができる。

PC本体側の接続部分
水冷ユニット側の接続部分。オレンジ色の端子が電源で、左右の端子が冷却水の出入り口となる
PC本体の背面。水冷ユニットに固定するためのツメを引っ掛けるホールを備えている
冷却ユニットの取り外し取り付けのデモ

 冷却ユニットの動作にはノートPCとは別にACアダプターが必要だ。ACアダプターのサイズは大きく持ち運びには適していない。余談だが、冷却水が循環中に冷却ユニット側の電源が失われても、冷却水の循環が止まるだけで水が漏れてしまうことはない。

PC本体の電源アダプター(左)と、水冷ユニットの電源アダプター(右) PC本体の電源アダプター(左)と、水冷ユニットの電源アダプター(右)

 冷却性能が高い本製品だが、基本スペックはプロセッサがCore i7-6820HK(2.7GHz/最大3.6GHz、4コア8スレッド、3次キャッシュメモリ8MB)、グラフィックスはNVIDIA GeForce GTX 980、メモリは32GB(DDR4-2133)、ストレージは512GB(NVMe Express接続でRAID-0構成の256GB×2)。光学ドライブとしてBlu-rayドライブを搭載する。OSは64bitのWindows 10 Homeを採用する。

 ディスプレイは、カクつきやチラつきを低減するNVIDIA G-SYNC対応の17.3型非光沢液晶を搭載し、解像度はフルHD(1920×1080ピクセル)となる。サウンド関連は、384KHz/32bitに対応する「ESS Technology」のヘッドフォン用DACとアンプを搭載。さらにゲーム内における敵の銃声や足音などをレーダーのようなインタフェースで画面上に表示できる「Sonic Radar」などが利用できる。

 本体インタフェースとして、USB 3.0×3(内1つは給電機能付き)、Thunderbolt(Type-C)、USB 3.1 Type-C、HDMI出力、Display Port、ヘッドフォン端子、マイク端子、SDカードスロット、有線LANを備える。キーボードは人間工学に基づいたデザインを採用するイルミネーション機能付きの英語キーボードで、30キー同時押しにも対応する。

左側面にはUSB 3.0×2、ヘッドフォン端子、マイク端子、SDカードスロットを備える
右側面にはUSB 3.0×1、HDMI出力、Display Port、Thunderbolt(Type-C)、USB 3.1 Type-C、有線LANを配置する
30キー同時押しに対応するイルミネーション機能付きキーボード。ラインアップは英語キーボードのみ

 バッテリー駆動時間は約3時間で、本体サイズと重量は、429.2(幅)×309.9(高さ)×3〜35(奥行き)ミリで約3.6キロだ。

PC本体はヘアライン仕上げで質感を高めている
標準の付属品としてPC本体と水冷ユニットなどを収納できる専用スーツケースが付属する
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