インテルは4月15日、同社の最新ストレージ・ソリューションについて紹介する「Storage Builder Executive Summit」を都内で開催した。
イベントでは、米インテルのストレージ事業部ディレクター グレン・ウェインバーグ氏が登壇し、同社のストレージ分野における取り組みを説明した。
ストレージ分野におけるインテルの役割として、「73社以上のインテルストレージビルダーによるオープンエコシステムの構築」や「クラウドやエンタープライズにおけるエンドユーザーへの技術発信」「『Xeon』といったストレージに最適なプロセッサの開発」「『インテル インテリジェント・アクセラレーション・ライブラリー』のようなストレージ向けソフトウェアの最適化」「『3D XPoint Technology』やSSDといった不揮発性メモリ」の複数分野において、技術的リーダーシップを取ることだと述べた。
同氏によれば、インテルはエンタープライズやクラウド事業者に向けて、コスト効率の高いストレージソリューションを提供するためにデータセンターストレージへの投資も行っているという。
ストレージ・ワークロード(=負荷)に対する最適化を、プロセッサや3D Xpointテクノロジーをベースにした新しい「Optaneテクノロジー」によって、ハードウェアの面でアプローチすること、さらにプロセッサでのパケットI/Oの高速化と、最適化した複数のライブラリによって高いパフォーマンス、データの整合性、セキュリティ、重複排除、圧縮をソフトウェアの面からも実現するという。さらに、パートナーとの連携により、新しいストレージ・ビルダーズ・プログラムや、OpenStackやオープンストレージ標準化への貢献、NVMe Over Fabricの標準化などによって次世代ストレージの技術革新を促進するエコシステムも構築していくという。
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