ストレージの注目株は、先々週末に登場したSamsungのM.2 NVMe SSD「SM961」シリーズ512GBモデルだ。シーケンシャルリード3200MB/秒、ライト1700MB/秒の高速モデルで、税込み価格は4万円前後。
入荷したテクノハウス東映は「他のM.2 NVMe SSDより一段高速ですが、そのぶん高価なのでまだ売れ行きには結びついていないところがあります。ただ、容量に余裕を持たせた高速なブートドライブを求めるなら魅力的なモデルですし、狙っている人は少なくなさそうですね」と話していた。
グラフィックスカードは、エルザから外排気クーラーを採用したGeForce GTX 1080カード「GeForce GTX 1080 8GB ST」が登場している。税込み価格は9万5000円前後。入荷したパソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「外排気はコンパクトなマシンでも使いやすいですし、エルザ品質ということで安定性重視で選ぶ人もいそうです。高価でも売れるモデルですね」という。
入力デバイスで目立っていたのは、ロジクールのBluetoothマウス「M720」だ。税込み価格は7000円強から。1000dpiの光学センサーを搭載しており、最大3台までのPCやタブレットと同時接続して、左側にある「Easy-Switch」で切り替えて操作できるのが特徴だ。
パソコンSHOPアークは「最近は複数台のPCを切り替えて使う人は減っていますが、タブレットとの併用はむしろ増えているので、どれだけ売れるか注目しています」と期待をこめていた。
2015年のアキバまとめ(後編)
2015年のアキバまとめ(前編)
2014年のアキバまとめ後編:GTX 980/970が新たなハイエンド像を、「Windows 8.1 with Bing」が新たなジャンルを生んだ
2014年のアキバまとめ前編:XPマシンの代わりに小型の7マシンを組む雰囲気に
2013年のアキバを振り返る(後編)
2013年のアキバを振り返る(前編)
アキバの深夜販売に300人――変わらない熱狂とちょっとした変化
パーツショップ栄枯盛衰(前編):まだオレらのホームだった「電車男」以前――自作PCの街アキバを振り返る
パーツショップ栄枯盛衰(後編):写真で見るアキバ10年史Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.