「iPhone 12」は“高くてもProの方がお買得”と思う理由 違いは望遠カメラにとどまらず:本田雅一のクロスオーバーデジタル(4/4 ページ)

» 2020年10月15日 17時00分 公開
[本田雅一,ITmedia]
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微妙に異なる12 Proと12 Pro Maxの望遠カメラ

 ここまで読み進めていただければ、カメラへのこだわりが「Proを選ぶかどうか」の境目になっていることが分かるだろう。

 iPhone 12と12 Proシリーズの間には、ドルベースの価格で300ドルの違いがある(12 miniと12 Proの価格差)。ディスプレイのサイズが同じiPhone 12と12 Proの違いは200ドルだ(ここではあえてキリのよいドルでの比較にした)。両者には恐らく搭載メモリ容量の違いがあり、また最低価格モデル同士の比較では内蔵フラッシュメモリの容量も64GB対128GBという違いがある。

 さらに望遠カメラの有無やLiDARの有無、アルミフレーム(iPhone 12)とステンレスフレーム(12 Pro)の違いなどもあり、絶対的な価格はともかくとして、iPhone 12 Proの方がお買い得なのではないかと感じている。

2020年秋のiPhoneラインアップ。iPhone 12と12 Proシリーズの最低価格モデルにおける価格差は300ドル

 一方でiPhone 12 Proと12 Pro Maxの違いもまた、以前とはその関係が異なっているので、最後に言及しておきたい。両者ともiPhone 12シリーズに対しては望遠カメラが追加されているが、広角カメラと望遠カメラ共に違いがある。

 広角カメラはどちらも26mm相当の画角だが、iPhone 12 Pro Maxは従来より47%大きな1.7μmのイメージセンサーを採用するとともに、従来より安定した手ブレ補正が可能になるというセンサーシフト式の手ブレ補正機構を組み込んだ。

OIS iPhone 12 Pro Maxはセンサーシフト式の手ブレ補正機構を搭載した

 また望遠カメラはiPhone 12 Proの52mm相当という画角(従来と同じ)に対して、12 Pro Maxでは65mm相当とより望遠側に振られている。iPhone 12 Pro Maxは、その中間の画角では複数カメラの情報をもとに写真を生成するため、望遠に寄りすぎることによるデメリットは少なそうだ。

iPhone 12 Proの望遠カメラはF2.0、52mm相当
iPhone 12 Pro Maxの望遠カメラはF2.2、65mm相当

 個人的には今回こそは「Max(Plus)ではない方」を選ぼうと思っていたが、センサーシフト式の手ブレ補正やより望遠に振られたカメラの使い勝手を試したいとも考えている。ただし、一般的にはその違いはあまり意識する必要がない部分だ。

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