Lenovoは3月27日〜28日、アジア太平洋地域のコンシューマー事業に関する説明会「Lenovo Innovate '24」をタイのバンコクで開催した。ITmedia PC USERでは、本イベントに合わせて実施されたインタビューの模様を既にお伝えしている。
この記事では、写真を交えて2024年モデルの実機を紹介する。多くは日本未発表ではあるものの、一部に日本市場での発売予定、あるいは発売済みのモデルも含まれる。
Lenovoのコンシューマー向けプレミアムブランド「Yogaシリーズ」は、全ての2024年モデルが「Gen 9(第9世代)」とされている。ノートPCでは推論ベースのAI処理を高速化するNPU(Intel AI Engine)を統合した「Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)」を搭載し、AI PCとして広く訴求するようだ。
クリエイターの利用を想定した「Yoga Proシリーズ」には、独立GPUとして「GeForce RTX 40 Laptop GPUシリーズ」を搭載した構成も用意している。2画面ディスプレイの「Yoga Book 9i Gen 9」を含む2in1モデルを中心に、有機ELディスプレイの採用が拡大した他、IPS液晶モデルでも広色域/HDR表示対応パネルを採用している。
本体やパッケージにリサイクル素材を広く採用する点も、特徴の1つだ。
「Yoga Book 9i(Gen 9)」は、基部にも13.3型有機ELディスプレイを搭載する2画面2in1ノートPCだ。日本では先代(Gen 8)が2023年12月に発売されたばかりだが、時期は未定であるもののGen 9も発売される。
「Yoga 7i 2-in-1(Gen 9)」は、14型有機ELディスプレイを搭載する2in1モデルだ。Core Ultraプロセッサ(シリーズ1)のHシリーズ搭載しており、GPUは比較的強力な「Intel Arc Graphics」となっている。ペンも付属しているので、さまざまな用途で使えるようになっている。
本機は日本でも2月下旬から出荷が始まっており、最小構成の直販価格は14万4870円だ。なお、本機にはYogaシリーズとしては珍しい「カスタマイズ(CTO)モデル」も用意されている。本体スペックを一部変更できることはうれしい。
「Yoga 9i 2-in-1(Gen 9)」は、先に紹介したYoga 7i 2-in-1の上位モデルで、2in1モデルのフラグシップに当たる。有機ELディスプレイは3840×2400ピクセル(60Hz駆動)のパネルを選べる他、Webカメラは約500万画素とより高画素のセンサーとなっている。
本機について、日本での発売は未定だ。
次のページでは、YogaのスリムモデルとProモデルを紹介する。
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