2012年、スマートフォンの出荷台数は365万台規模に――矢野経済研究所調べ

» 2009年04月27日 15時41分 公開
[ITmedia]

 矢野経済研究所が4月27日、国内外のスマートフォン市場の現状と、今後の市場規模の推移に関する調査を行い、その結果を発表した。

 同調査によると、国内で2008年に出荷されたスマートフォンは前年比68%増の158万台となった。矢野経済研究所は、出荷台数が増加した理由として、海外メーカーが相次いでスマートフォンを投入したことに加え、通信キャリア各社が積極的な導入に踏み切ったことを挙げている。

 国内スマートフォン市場の今後の見通しについては、製品ラインアップの充実に伴って2009年には前年比31%増の207万台の出荷が見込まれ、2012年には通信環境の整備と端末性能の向上を背景に、365万台まで増加すると予測している。

 世界市場における2008年のスマートフォンの出荷台数は、前年比52.1%増の1億3672万5000台となった。矢野経済研究所では、北米や欧州市場での成長が顕著なことと、デザインに優れた端末やプッシュメール対応モデルが相次いで登場していることから、携帯電話市場をけん引する製品として急成長していると分析。メーカー各社がさまざまなOS、インタフェースを装備した新製品や、低価格の製品を投入すると見込まれることから、2009年には前年比11%増の1億5193万台が出荷されると予測している。

Photo 国内のスマートフォン市場規模の推移(左)と海外のスマートフォン市場規模の推移(右)

Photo 2008年国内市場におけるモバイルデバイスの位置付けと市場規模。スマートフォンは携帯電話とノートPCの間を埋める製品として期待されている。PC市場では低価格で可搬性に優れたネットブックPCが急成長しており、80万台の出荷を記録した

 同調査は2008年7月から2009年3月にかけて、国内通信キャリア、国内端末メーカー、海外端末メーカー、海外製造受託企業、海外PCメーカー、海外PNDメーカーを調査対象として実施。矢野経済研究所では調査資料「2008-2009 スマートフォン/UMPC/PND世界市場動向調査」として3月16日から販売を開始している。

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