Microsoft、Palm、RIMがiPhoneに対抗するにはApple独走を止められるか(2/2 ページ)

» 2009年07月03日 06時59分 公開
[Don Reisinger,eWEEK]
eWEEK
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Palm

 Palmから出ているモバイルアプリケーションは、皆無と言っていいくらいだ。現時点で同社は、ちょうど30本のアプリケーションをユーザーに提供している。これらのアプリケーションの中にはコンシューマーが求めている基本的な機能を実行するものもあるが、大半のアプリケーションはPalm Preにさしたる付加価値をもたらすものではない。

 それだけでなく、PalmはSDK(ソフトウェア開発キット)をまだ提供していない。同社によると、SDKを提供する準備ができていないだけであるらしい。同社では、今夏の終わりまでにリリースしたいとしている。それはいいことだ。しかしそれまでの間、PreユーザーはiPhoneユーザーがアプリケーションを楽しんでいるのを横目で見ながら、自分のスマートフォンの機能を拡張してくれるプログラムが出てくるのを待つしかないのだ。さぞかし不満がたまることだろう。

RIM

 RIMのBlackBerry StormとBlackBerry Boldはいずれも、アプリケーションを実行する機能を備える。しかし同社のBlackBerry App Worldには、ユーザーが求めるアプリケーションの数が不足している。RIMはBlackBerry App Worldに登録されているアプリケーションの正確な数を明らかにしていないが、同ストアのアプリケーションの幾つかを利用しているBlackBerry Boldユーザーのわたしに言わせれば、あまりにも少な過ぎる。わたしの推測では、同ストアで提供されているアプリケーションは1000本にも満たないのではないかと思う。さらに問題なのは、これらのアプリケーションの多くは単にiPhoneから移植したものであるため、わたしのBlackBerry Bold上では機能がひどく貧弱なのだ。

Apple

 Appleはどうだろうか。スマートフォン用アプリケーションブームを生み出した同社は現在、5万本のアプリケーションをApp Storeで提供している。これらのアプリケーションは、ソーシャルネットワーキングツールからビジネスプロダクティビティ、ゲームなど広範囲にわたる。このアプリケーションの多様性は、Appleを忌み嫌う人々をもうならせるほどだ。それは、Appleが今後も競争相手をたやすく打ち負かすことを保証するものでもある。

 しかし「重要なのはモバイルストアに置かれているアプリケーションの数ではなく、その品質だ」と主張する人もきっといるだろう。もっともな意見だ。アプリケーションが5万本あろうとも、つまらないものばかりであれば意味がないと言えるかもしれない。しかしこれら3社のストアのアプリケーションを利用した客観的な観測者によると、Appleはその点でも抜かりはないという。同社のストアの5万本のアプリケーションの大多数は品質の高いプログラムなのだ。

 また、これらのアプリケーションの多くが、ほかのプラットフォームにも移植されていることも忘れてはならない。言い換えれば、まったく同じアプリケーションが異なる技術の上で動作しているということだ。これは、ほかの企業に重要なアドバンテージをもたらすものではない。

 むしろそれは、Appleの競合企業が直面する最大の問題と言えそうだ。ライバル各社がより優れたアプリケーションを提供することができず、その選択の幅もあまり広くなければ、彼らは不利な立場になるだろう。

 PalmとRIMはそろそろSDKに本腰を入れ、それぞれのストアに多くのアプリケーションが並ぶようにすべきだ。そうしなければ、両社にとってますます厄介なことになるだけだ。

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