ドコモとアプリックス、拡張現実技術を共同開発

» 2009年07月23日 22時48分 公開
[ITmedia]

 アプリックスは7月23日、NTTドコモと共同で拡張現実感(Augmented Reality:以下AR)技術の開発を推進することで合意したと発表した。

 ARは、コンピュータを利用して現実の映像にさまざまなな情報を付加して提示するインタフェース技術で、これまでヘッドマウントディスプレイを利用したウェアラブルコンピュータの分野で提案されてきた。最近ではカメラを搭載した携帯電話の高機能化が進み、セカイカメラをはじめとするモバイル対応のARサービスが発表されはじめたことから、新たなサービスプラットフォームとしての可能性に注目が集まっている。

 アプリックスは既存の携帯電話向け情報サービスと親和性が高く、携帯電話に最適なシステム構成とインタフェースを供えたARサービスを実現するため、今回の合意に先行してドコモのサービス開発に協力しており、ドコモがその成果となる「直感ナビ」と「直感検索」をワイヤレスジャパンのブースで披露している。

 Android端末「HT-03A」で動作する直感検索と直感ナビのプロトタイプは、アプリックスとパートナー企業のジョルダンが開発に協力。ドコモのサイト、「みんなのドコモ研究室」では、アプリックスが納品したARサービスシステムを一般向け試験公開を開始している。

 これらの成果をふまえ、両社は各種サービスを拡張するためのサーバ技術やクライアントアプリケーションの方式、実装にかかる共同開発を進める契約を締結したという。

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