第9回AMD Award、大賞は「着うた」

» 2004年01月26日 18時20分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 デジタルメディア協会は、デジタル作品の質的向上や人材育成を目的とした、「AMD Award」の第9回受賞作品を発表した。大賞に輝いたのはKDDIとレーベルモバイルの「着うた」。着うたは、企画製作や演出分野において最も優れた功績を挙げた個人・団体に贈られるBest Producer/Directorも獲得する、ダブル受賞となった。

 第9回AMD Awardは、日本国内で2003年1月1日から12月31日の間に発表、発売されたデジタルコンテンツから優れたデジタルコンテンツとその制作者を選び、表彰するもの。着うたはau端末「A5302CA」「A5303H」の発売と同時にサービスを開始(2002年11月の記事参照)、2003年末にはカタログに掲載される端末ラインアップすべてが着うた対応になり、2003年12月末には対応端末の稼動数が700万を超えた(1月9日の記事参照)

 ダウンロード数も8月中旬で累計2000万ダウンロードを超えるなど好調に推移(2003年8月の記事参照)。2003年7月にはKDDIの小野寺正社長が6カ月の売り上げが約7.2億円に上ったとし、「年間(売り上げ)50〜60億円もすぐではないか」と話すなど好調さをアピールした(2003年7月の記事参照)。2003年秋には、ラジオ付き端末と着うたを連携させる“メディアとの連携”という分野にもビジネスモデルを拡張させている。

 他キャリアも着うたへの対応を進めており、ボーダフォンは2003年12月の「V801SA」発売と同時にサービスイン(2003年12月の記事参照)、ドコモは900iシリーズ(12月18日の記事参照)発売と同時にサービスを開始する予定だ。

 AMD Awardの表彰式は2月6日18時から明治記念館で開催される。

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