写真で解説する「Cyber-shotケータイ S003」「S001」との違いは?(1/3 ページ)

» 2010年05月27日 00時00分 公開
[田中聡,ITmedia]

 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の「Cyber-shotケータイ S003」は、auでは「W61S」「S001」に続く3世代目のCyber-shotケータイ。今回はPLASMAフラッシュ対応の1209万画素CMOSカメラを搭載し、スライド端末では初となる、IPX5/IPX7の防水性能をサポートしたことが大きなトピックといえる。

photophotophoto ソニー・エリクソン製の「Cyber-shotケータイ S003」。ボディカラーはメタリックチャコール、クリスタルホワイト、フラッシュピンク、レーザーブルーの4色
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 S003ボディサイズは、約52(幅)×118(高さ)×17.6(厚さ、最厚部21)ミリ、重さは約154グラム。防水性能を備えたためか、S001のサイズ約51(幅)×115(高さ)×17.8(厚さ、最厚部21)ミリと重さ約145グラム(追加色のブラウンとホワイトは147グラム)と比べると、幅が1ミリ、高さが3ミリ増しているほか、9グラム重くなっている。

 ディスプレイはフルワイドVGAサイズ(480×854ピクセル)の約3.2インチ液晶を搭載しており、約3.3インチのフルワイドVGA有機ELを持つS001と異なる。説明員によると、今回有機ELを採用しなかったのは、消費電力を考慮したことと、防水仕様により、使用できる部品のサイズに制約が出てしまうため。S001よりも0.1インチ小さい3.2インチの有機ELは、新規で開発する必要があることも関係しているという。ちなみに、今回のau夏モデルでメインディスプレイに有機ELを採用している機種はない。

 デザインのベースはS001を継承しているが、レンズカバーがS001の横向きから縦向きに開閉するチルトダウン式に変更したのが大きな違い。「S001ではスライドを開くときに誤ってレンズカバーも開いてしまう人が多かった」(説明員)ことから、レンズカバーの開く向きを変えた。

photophoto Cyber-shotケータイではおなじみのスライドボディを採用。ディスプレイは3.2インチのフルワイドVGA液晶
photophoto 裏面にはレンズカバーとカメラ、FeliCaマークがある。同社の端末ではおなじみ、ソニー・エリクソンのロゴも配されている
photo S001(上)はレンズカバーを右から左へ開くタイプだが、S003(下)は上から下に開くタイプになった
photophoto 左側面には外部接続端子とmicroSDスロット、充電端子(写真=左)が、右側面には誤操作防止とシャッター、フォトビュワー起動に使うサイドキーがある(写真=右)
photophoto 上端部にはワンセグ用のアンテナ(写真=左)、下端部にはストラップホールがある(写真=右)
photophoto 手になじみやすいラウンドフォルムを採用。特に裏面の上下両端が丸みを帯びている(写真=左)。ボディの幅は52ミリとやや太い(写真=右)
photophoto カメラのレンズカバーは上から下に開くチルトダウン式を採用。カメラには、反射を抑えて解像感の高い写真を撮れる、両面マルチARコート付きの光学ガラスオーバーレンズを採用。その上には超高輝度LEDフラッシュの「PLASMAフラッシュ」と、S001にはなかった自分撮り用のミラーを装備している
photophoto 左がS001、右がS003のキー。ボディ上部に備えている十字キーやソフトキーのデザインや割り当て機能はS001とほぼ同じ。また、S001は決定キーと十字キーの溝が狭く、少し押しにくかったが、S003の十字キーはすり鉢状になっている
photophoto ダイヤルキーには突起が付けられており押しやすい(写真=左)。ソニー・エリクソン端末では珍しく、スライドの裏側にはレールが敷かれている(写真=右)
photophotophoto コネクタカバーを開けると、上に外部接続端子、下にmicroSDスロットが見える(写真=左)。押しやすいよう、大きいシャッターキーを端に搭載。その隣のキーからフォトビュワーを起動できる(写真=中)。誤操作防止用のキーは、W61SやS001のスライド式から、長押しで設定するタイプに変更された(写真=右)
photophoto バッテリーカバーにはロック用のスイッチはなく、ほかの端末と同じように、横にスライドさせて開ける(写真=左)。バッテリーの上にもう1枚フタがある(写真=右)
photophoto 下にあるツメを外して内ブタを開ける
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