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» 2010年10月05日 18時31分 UPDATE

CEATEC JAPAN 2010:WiMAXエリア、自宅の奥も・地下街も──WiMAXレピータの普及に期待

京セラブースで、モバイルWiMAXの電波を中継するWiMAXレピータが展示されている。主に店舗・商業ビルなどへの導入を見込み、普及が進めば地下街もWiMAXエリア拡大──が望める。

[岩城俊介,ITmedia]

WiMAXレピータの普及に期待──個人ユーザーへの提供も早期に望みたい

photo 京セラのWiMAXレピータ/WiMAX超小型基地局

 CEATEC JAPAN 2010の京セラブースで、モバイルWiMAX(IEEE802.16e)準拠のWiMAXレピータが展示されている。

 WiMAXレピータは、モバイルWiMAXの電波を受信し、再びWiMAX電波として送出する電波中継機器。2010年10月現在、WiMAX電波を受信し、無線LANルータとして回線を共有できるWiMAXルータ(WiMAX Speed Wi-Fi)はラインアップがかなり増え、ユーザーの導入率や認知度はかなり上がってきている。対してレピータはWiMAX電波を再び送出する点が異なり、店舗や施設、オフィスなど法人への導入も見込んでいる。

 WiMAX関連の展示機は、移動車両用レピータ、一体型、分離型、超小型基地局(スーパーピコセルBS)の4つ。やや大型の移動車両用は成田エクスプレス(E259系)で実装済み、一体型は宅内向けWiMAXルータ「AtermWM3400RN」あるいは「UG01OK」と似通う(やや大きいが)程度のボディに、WiMAX受信部と送信部を一体化したもの。例えば、窓際では入るが、部屋の奥へ行くと圏外になってしまう──といったシーンに向く。

photophotophoto 左から、一体型、分離型、超小型基地局

 一方、分離型は受信部と送信部で機器を分離したタイプだ。WiMAXがそもそも入らない地下街の店舗において、地上に受信部を、店舗内に送信部を設置することでWiMAX化が実現する。超小型基地局は名のとおり中継器ではなく基地局の1つで、光ファイバーなどの固定回線経由でWiMAXの根幹サーバと接続する仕組み。こちらもWiMAX基地局ながら、よくある無線LANブロードバンドルータ程度のスペースがあれば設置できるようになっている。

 京セラによると、通信事業者(UQコミュニケーションズ)へ車両型、分離型(※記事初出時は一体型とありましたが、正しくは車両型でした)の納入は始めているとのこと。WiMAXが入りにくい店舗、あるいは地下街や商店街、商業ビル・商業施設の管理組合、そのほか一般企業など、手軽にWiMAX化を実現するレピータの導入を検討してみてはいかがだろうか。

 これらの普及・拡大により、来店・来社する客はもちろん、一般ユーザーも「地下街や奥まった場所もWiMAXエリアになる」シーンがより高まることになりそうだ。


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