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» 2010年10月06日 17時07分 UPDATE

CEATEC JAPAN 2010:光、振動、温もりで心理状態を伝達――ドコモの「体温ハート」

ドコモブースに参考出展されている「体温ハート」は、ユーザー間で体温や鼓動を伝えるという、新しいコミュニケーションツール。音声端末のアプリを連携させて利用する。

[河童丸(K-MAX),ITmedia]

 ドコモが展示している体温ハートは、圧力、脈拍センサーと発熱体を内蔵した専用デバイスで、お互いの心理状態を“感覚”で共有できるのが大きな特徴。説明員によると、言葉を伝えずに相手を感じられるという、これまでにない形のコミュニケーションを目指したという。

 ハート型のボディ先端部には、感圧センサースイッチがある。底面の小さい穴は脈拍センサーとなっており、裏面には発熱体と充電用のMini USB端子を備えている。表面の脈拍センサー下にLEDがある。

photophoto 鼓動を伝える心のイメージと握りやすさから形状がハート型になっている。開発はNTTドコモ 研究開発センター(写真=左)。体温ハートの概要。「離れた場所にいる家族に利用者の存在を感じてもらう」といった利用シーンを想定している(写真=右)
photophoto 送り手側のバイタル情報と体温ハートを握る力を、発光・振動(鼓動)・温度で再現して相手に送り、利用者の心理状態を感じられる(写真=左)。体温ハートの各種センサーや発熱体など。ここには書かれていないが、鼓動を再現するために内部にバイブを備えている(写真=右)
photophoto 体温ハートの外観。カラーは1色のみ(写真=左)。USBカバーを外したところ(写真=右)

 体温ハートはBluetoothで音声端末と接続するので、利用する場合は自分と相手のどちらにも、体温ハートとペアリングした音声端末が必要になる。

 利用の流れは、まず体温ハートに搭載されている各種センサーで「体温」「脈拍」「圧力センサーを握る強さ」などを計測して生体情報を取得。これをデータ化して自端末にBluetoothで送り、ネットワーク経由で自端末から相手側の音声端末に送信。最後にBluetooth経由で相手の端末から体温ハートへ送信する。送られたデータから心理状態を推定し、相手は体温ハートを見たり握るだけで、バイブ・LED・温もりなどから、相手の心理状態が分かるというわけだ。

photophoto 体温ハートと音声端末をBluetoothでペアリングする。ケータイ側は専用のアプリを使う
photo 情報を受信して動作している体温ハート、中央部のLEDが点滅したり、バイブが振動したりして、鼓動を再現している

 体温ハートはTwitter、YouTubeとの連携も可能だ。「複数のハートが点滅し、心音の鳴る動画」がYouTubeに用意されており、アプリ経由で計測結果をTwitterにつぶやくと、送信者の計測結果に近い動きをする動画のURLをつぶやける。感覚だけでなく視覚からも自分の心理状態を理解してもらえるので、離れた相手に自分の存在を感じてもらうという用途が想定される。

photophoto 体温ハートアプリを利用してTwitterと連携できる(写真=左)。Twitterなので動画へのリンクとともにメッセージも添えられる(写真=右)
photophoto Twitterのタイムライン上に動画へのリンクとメッセージを表示(写真=左)。リンク先の動画。YouTubeにあらかじめ複数の動画が用意されており、取得した心理状態に近いものが選択される(写真=右)

 体温ハートの利用料金については、「パケ・ホーダイ、または専用の料金プランを用意することも検討している」(説明員)という。

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