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» 2012年12月20日 18時37分 UPDATE

ITmediaスタッフが選ぶ、2012年の“注目ケータイ&トピック”(ライター小林編):「iPad mini」を買って後悔したり 「DIGNO S」で安心を手に入れたり

2012年。筆者は、スマホユーザーなら誰もが感じている問題が解決するのではと思い始めた。7インチタブレットや秋冬モデルスマホの登場で解決するもの、それは「スタミナ」だ。はたして一部の機種だけのものなのか、どんなスマホでも当たり前になるのか?

[小林誠,ITmedia]

 今年1年を振り返ってみると、タブレット端末をよく利用していたな、と思う。もっとも使っているのは9.7インチディスプレイの「iPad」。自宅で本当によく使っている。

 「なんで7型タブレットじゃないの?」と思われるだろう。「今年の旬は7インチタブレットでしょう?」と。実は「iPad mini」も持っているが、こちらを使っていたのは最初だけ。今では全然使っていない。理由はWi-Fi版だから。iPad miniはCellular版を買わないと後悔する。

 7インチタブレットというのは上着の大きなポケットに入る。おかげで電車移動のときにスマホをいじらず、iPad miniをいじっていることが多かった。結果、通話にしか使わなくなったスマホはバッテリーが減らない。iPad miniはいくら使ってもバッテリーが余裕。おかげで外出時にバッテリー切れの心配がなくなった。

photo 「iPad mini」

 しかしWi-Fi版のiPad miniを使っていると、移動中のネット利用が制限される。スマホでブラウザを使うか、スマホでテザリングをしてiPad miniでブラウザを使うことになる。それでは結局、スマホのスタミナが持たなくなってしまう。

 最初はそれでもWi-Fi版で十分と思っていた。「テザリングはしなくていいよ、ネットなんてつながらなくてもPodcastがあるし、音楽も聴けるし、映画も見られるし」と思っていた。

 しかしダメなのである。

 ポケットに入る大きさだけに、iPad miniを持ち出して外出先で取り出す機会は多い。電車に乗っている時間が5〜10分でも使うことになるが、この短時間でPodcastや音楽、映画は楽しめない。電子書籍もダメだ。集中できない。結局スマホのようにサクッとメールをチェックし、サクッとブラウジングをしたいのだ。

 7インチタブレットを持ち歩くなら、3GやWiMAX、LTEといった回線に対応している製品を買わないと結局使わなくなる――そう実感した。公衆無線LANのスポットがいくら増えても、ケータイとしていつでもつながる安心感は得られない。

 自宅なら無線LANにつなげて使えばいいのだが、筆者の場合は自宅に(9.7インチの)iPadがあり、この大画面の前ではiPad miniの出番がまったくない。まさに宝の持ち腐れ。

 これからiPad miniをはじめとした小さめのタブレットを購入するときは、毎月のコストが高くてもケータイ回線のある端末を買おうと思う。iPad miniのCellular版や「AQUOS PAD SHT21」「GALAXY Tab 7.7 Plus」など、機種数も増えている。これらを買ったほうが使う機会は圧倒的に多くなるのだ。

 というわけでiPad mini(Wi-Fi版)の購入は失敗かもしれん……、と思いはじめた筆者が、次に考えたのは「スマホの機種変更はスタミナ重視」ということだった。iPad mini(Wi-Fi版)ではスマホの代わりが務まらないのだから仕方ない。

 先日、KDDI(au)の大容量バッテリースマホ「DIGNO S KYL21」が売っていたので即購入。これは買ってよかった。確かにバッテリーが長持ちなのだ。それまでのスマホは使い方にもよるが、1日は大丈夫だが、外出して夜に帰ってくるとバッテリー残量が10%を切るという状態だった。

photo 容量2520mAhのバッテリーを搭載した「DIGNO S KYL21」

 しかしDIGNO Sは帰り道に電池が30〜40%は残っている。少し省エネを意識したり、省電力ナビを有効にすると60%くらい残っていることもある。

 もちろんDIGNO Sでもスタミナが全然足りない! という人はいると思う。しかし筆者の場合、DIGNO Sのスタミナはフィーチャーフォンを使っていたころの感覚と、同じだ。これなら多くの人が十分だと思えるのではないか。

 ただ、こうなると次の機種変更が怖い。もうスタミナが無い機種には戻れない。DIGNO Sはスタミナを重視するスマホのトップ集団にいる機種だろう。同様のスタミナがあるのはバッテリー容量が大きい「GALAXY Note II SC-02E」や、IGZO液晶でスタミナが伸びた「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」といった一部。これらの機種のようなスタミナが当たり前、という年に2013年はなってほしいのだ。

 ……ちょっと想像してみたが、実現したらすごい。発表会で「15機種中IGZO液晶搭載が10機種です」とか「3000mAh以上のバッテリーを搭載している機種が10機種中8機種です」なんて言われたら、今の感覚だとすご過ぎて笑ってしまう。だがそれを「ふーん」とか「順当な進化ですねー」と軽く思えるくらい当たり前になってほしいのだ。

photo まる2日間使えることをアピールしている「AQUOS PHONE ZETA SH-02E」

 LTE対応のスマートフォンばかりになり、カメラには裏面照射型CMOSセンサー、スマホにも防水、ワンセグ、おサイフケータイが当たり前になった。画面サイズも4インチが主流だったのが4.5インチになり、5インチディスプレイを搭載したモデルも珍しくない。

 だから2013年の今頃は、DIGNO Sのようなスタミナが当たり前になっていたらいいなと思う。さらに「このスマホ3日もつんですよ」とか言えていたら最高なのだが。

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