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» 2013年08月06日 00時00分 UPDATE

「GALAXY S4」ロードテスト:第1回 GALAXY S4購入の決め手は“サイズ感”と“S Viewカバー”

ドコモのツートップしていち早く発売された「GALAXY S4」。5インチフルHDという大画面ながら片手に収まるサイズ感に加え、ケータイのサブディスプレイ感覚で使える「S Viewカバー」の存在がポイントだ。

[太田百合子,ITmedia]

 NTTドコモの夏モデルとして登場したSamsung電子製のフラッグシップスマートフォン「GALAXY S4 SC-04E」。人気のグローバルモデルとして“ツートップ”戦略の一翼を担っているモデルだ。

photophoto 「GALAXY S4 SC-04E」

 購入からしばらくたち、良い点と不満点がいろいろ見えてきたので、ロードテストという視点で評価していきたい。第1回は購入編として、今年の夏モデルでGALAXY S4を選択した理由と専用オプションの「S Viewカバー」について、そしてFOMA端末から機種変更してXi専用の料金プランに変わった点について取り上げる。

 GALAXY S4は、3月14日(現地時間)に米ニューヨークで開催された「Samsung Unpacked 2013」で世界的に発表された。会場となったラジオシティ・ミュージックホールには実は筆者も取材で足を運んでおり、タッチ&トライ会場で発表されたばかりのGALAXY S4に初めて触れたとき「次の機種はこれにしよう」と決めていた。日本での発売は確実視されていたし、そのサイズ感と約5インチのフルHD Super AMOLEDディスプレイの存在が何よりの決め手になった。

photophoto GALAXY S4が世界発表された3月14日の「Samsung Unpacked 2013」

 1年前に発売された「GALAXY S III SC-06D」は4.8インチというディスプレイサイズで幅71ミリと、なんとか片手で握れるサイズ感だったが、GALAXY S4はさらに画面サイズが大きくなったにもかかわらず、幅は70ミリ。わずか1ミリながらスリムになっている。初めて本機を手にしたとき、まずグッときたのはこの点だ。

 幅70ミリという幅は、片手で握れるとはいえ片手だけで操作するには筆者の手にはちょっと大きい。ただ、大きすぎて手に余るというほどではない。見やすい大画面と快適な片手操作は、一方がなり立てばもう一方がなり立たない関係にあり、どこで妥協するかは非常に悩ましい問題だ。その意味でこのGALAXY S4は、「画面のが大きいのに、案外持ちやすい」という、比較的バランスのとれた端末といえる。もちろん手の大きさは千差万別なので誰にとってもそうとは限らないが、少なくとも筆者はそう感じた。

photo 「Samsung Unpacked 2013」の会場で本機に触れ、そのディスプレイの美しさにひと目惚れ。片手でぎりぎり握り込めるサイズ感もいい。

 そのボディに搭載されるディスプレイは、世界初となる約5インチのフルHD Super AMOLED。会場となったラジオシティ・ミュージックホールの照明はあえて暗めに抑えられていたのだが、その中でより一層引き立つ色鮮やかさには目を奪われた。Super AMOLED独特の、ビビッドでハイコントラストな色味は好みの分かれるところだが、筆者はややケバイくらいのこの派手な色味が気に入っている。賛否両論あるペンタイル配列も、フルHDにまでなるともはや肉眼ではまったく分からない。ディスプレイの見え方については、追って詳しく紹介したいと思うが、以上2点がGALAXY S4を選んだ主な理由である。

 いや、理由はもうひとつあった。S Viewカバーの存在である。GALAXY S4には「GALAXY NOTE II」などと同様に、いくつかの純正アクセサリーが発売されている。S Viewカバーもそのひとつで、簡単にいうと本体にぴったりフィットする窓付きのフリップカバーである。ポイントはこの“窓”で、フリップを閉じると内蔵された磁石に反応して窓に時計が表示されるしくみ。つまりケータイのサブディスプレイ的な使い方ができるというわけだ。

photo S Viewカバーはバッテリーカバーとの交換式。純正でなければできない構造だ。日本では当初、白と黒のみの販売だったが、その後7色展開になった

 筆者は普段あまり腕時計を持ち歩かず、必要なときはケータイで時間を確認している。サブディスプレイのないスマホでは、時間を確認するたびにディスプレイ全体をオンにしなければならず、ただでさえケータイよりバッテリー持ちが悪いのに無駄と感じていた。S Viewカバーはまさにそうした悩みを解消してくれそうなオプション品だったのだ。

 この“窓”では時計だけでなく、通知バーと同様に、メールや着信の有無なども確認できる。さらに電話の着信時も、窓枠内でタッチ操作するだけで受話できる。あまりアピールされていないが、実はコレ、スマホにとって画期的な機能なのではないだろうか?

photophoto 時計が見られるのはもちろん、電話の着信もこの“窓”からできる

 5インチなのに片手で握れるサイズ感、フルHDの美しいSuper AMOLEDディスプレイ、サブディスプレイ的に使えるS Viewカバー。この3点に引かれてGALAXY S4 SC-04Eへの機種変更を決心したのだが、今回の機種変更はいよいよケータイとの決別の時でもあった。

 というのも、これまで使ってきたスマートフォンの「Xperia acro HD SO-03D」はSIMカードのサイズがiモードケータイと同じで、入れ替えながら使うことが可能だった。ところがGALAXY S4はSIMカードのサイズがmicroSIMサイズで、所有しているiモードケータイでは使えない。アダプターを使うこともできるが頻繁に差し替える場合は実用的ではないため、これを機会にスマホ1本立ちの日がやってきたというわけである。

photophoto これまで使ってきた標準サイズのSIMカードとGALAXY S4など最近のスマホが採用するmicro USIMカード。大きさが変わってしまうので、ケータイとスマホの使い分けが難しくなった(写真=左)。これまで使っていたiモードケータイ「F-01C」と「Xperia acro HD SO-03D」(写真=右)

 またFOMAからXiへの機種変更でもあるので、料金プランもがらりと変わる。私の場合は以下のように変更になった。

機種変更によるランニングコストの比較
料金の内訳 FOMA Xi
基本料金プラン タイプM バリュー(新いちねん割引+ファミリー割引適用)2625円 タイプXi にねん 780円
パケット料金サービス パケホーダイ・フラット 5200円 Xiパケ・ホーダイ 5985円
割引料金 ゆうゆうコール割引(指定した電話番号への通話料が最大30%オフ)189円 Xiカケ・ホーダイ(ドコモ同士の通話が24時間無料)700円

 料金プランは、タイプXi にねん+Xiカケ・ホーダイをあわせても月額1480円と、タイプM バリューの2625円より安くなったものの、この2625円には4000円分の通話料金が含まれていて、以降も通話料は30秒あたり14.1円になる。対して、タイプXi にねん+Xiカケ・ホーダイの場合、ドコモ以外への通話は30秒あた21円と高くなるため、通話料金がどうなるのかを今後リポートしたい。

 なお端末本体の販売価格は一括で8万3160円だった。ツートップのみのキャンペーンとして、10年以上ドコモを利用している場合に適用される「ありがとうスマホ10年割」が適用され、月々サポートの金額は月額2415円。割引額の合計(適用上限額)は5万7960円で実質の負担金は2万5200円ということになる。

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