調査リポート
» 2013年08月28日 00時00分 UPDATE

ICT総研、全国100駅300地点のスマートフォン電波状況実測調査を発表――トップはauのAndroid端末

ICT総研は、全国のJR・私鉄・地下鉄100駅300地点におけるスマートフォンの電波状況実測調査結果を発表した。

[エースラッシュ,ITmedia]

 ICT総研は、8月27日に「全国100駅300地点スマートフォン電波状況実測調査」を発表した。

 本調査は、全国のJR・私鉄・地下鉄の乗降客数上位100駅におけるLTE(4G)エリア比率、通信速度の実態把握を目的としたもの。測定地点は駅ホーム、改札内通路、駅前広場と1駅あたり3地点、計300地点。調査には通信速度測定アプリ「RBB TODAY スピードテスト」を利用し、1地点あたりの下り通信速度、上り通信速度を各3回ずつ測定した平均値を採用した。

 調査期間は8月5日から8月20日までで、測定日時は繁忙な時間帯を除いた。測定端末は、NTTドコモの「Xperia A SO-04E」、auのAndroidスマートフォン「HTC J One HTL22」、ソフトバンクのAndroidスマートフォン「AQUOS PHONE Xx 206SH」、au/ソフトバンクの「iPhone 5」だ。

 調査結果によると、LTEエリア比率、下り通信速度、上り通信速度すべてでトップだったのがauのAndroid端末。LTE比率は99.3%。300地点中298地点でLTEが受信可能なほか、駅ホームと駅前広場ではLTE比率100%を記録。駅改札内通路でも98.0%と安定した結果を見せている。下り通信速度は21.23Mbps、上り通信速度は8.90Mbpsで、特に駅改札内通路の下り通信速度19.35Mbpsは次点を大きく引き離した。

 NTTドコモ「Xi」は、LTEエリア比率93.0%で5端末中4位、下り通信速度が13.50Mbpsで3位、上り通信速度が3.58Mbpsで4位。駅前広場や地上駅など視界が広がっている場所でのLTEエリア率は高いものの、駅改札内通路ではLTEエリア比率85.0%と低い数値に。このため全体として通信速度が他の端末を下回り、特に上り通信速度3.58Mbpsには物足りなさを感じるユーザーも多いだろう。

 ソフトバンクのAndroid端末は、LTE(4G)エリア比率は78.7%で5端末中最下位、下り通信速度は17.02Mbpsで2位、上り通信速度は3.43Mbpsで最下位。また、LTE(4G)エリア比率も他端末に大きく離されているが、下り通信速度で60Mbpsを超える地点も見られた。LTE(4G)エリア比率は駅前広場は100%だが、駅ホームは75.0%、駅改札内通路では61.0%と地点ごとの差が極端に出た。

 auのiPhone 5は、LTEエリア比率が97.0%で5端末中2位、下り通信速度が10.22Mbpsで最下位、上り通信速度が4.63Mbpsで3位という結果に。LTEエリア比率は300地点中291地点だったものの、通信速度では他の端末に差をつけられている。著しく速度が遅い地点はないが、20Mbps超の地点も少ないため全体として低調に終わっている。

PhotoPhotoPhoto 全国100駅300地点におけるLTE(4G)エリア比率、下り(ダウンロード)平均通信速度、上り(アップロード)通信速度

 ソフトバンクのiPhone 5は、LTEエリア比率は95.7%で5端末中3位、下り通信速度は13.18Mbpsで4位、上り通信速度は7.35Mbpsで2位に。他端末がスコアを落としている駅改札内通路でも落ち込みを最小限に防ぎ、同社のAndroid端末と比べて比較的安定したといえる。auとのiPhone対決では、通信速度では勝ったもののLTEカバー比率で敗れるという結果になった。

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