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» 2013年10月05日 15時30分 UPDATE

CEATEC JAPAN 2013:普通の机でタッチ操作? 富士通の投影型3次元UI「FingerLink」――最新“らくらくスマホ”も展示

CEATECの富士通ブースでは、ドコモ向けの「らくらくスマートフォン プレミアム」と同社が運営する「らくらくコミュニティ」をアピール。新世代の3次元UI「FingerLink」も注目だ。

[平賀洋一,ITmedia]
photo CEATEC JAPAN 2013の富士通ブース

 CEATEC JAPAN 2013の富士通ブースでは、10月4日発売のNTTドコモ向け「らくらくスマートフォン プレミアム(F-09E)」を展示。そのほか、発売済みの夏モデル「らくらくスマートフォン2 F-08E」や「ARROWS NX F-06E」「Disney Mobile on docomo F-07E」、ソフトバンクモバイル向けの「ARROWS A 202F」の実機デモも行なっていた。

 らくらくスマートフォン プレミアムは、らくらくスマホシリーズの使いやすさと操作性を継承したXi対応モデル。大きく分かりやすい文字表示や、ボタンのように押した感触がある「らくらくタッチパネル」など、シニア向けのユーザーインタフェースを備える。またAndroid標準のアプリマーケットである「Google Play」が利用でき、一般的なスマホと同じようにさまざまなアプリを自由にインストールできるのが特徴だ。

photophotophoto 「らくらくスマートフォン プレミアム(F-09E)」。Google Playが利用できる
photophoto カラーはPrecious BlackとSilky Whiteの2色。どちらも背面はサラッとした手触りの仕上げ
photo もう1つのらくらくスマートフォン「らくらくスマートフォン2 F-08E」。Google Playは利用できないが、専用の格安なパケット料金で契約できる

 また富士通は、主にらくらくスマホのユーザー向けに「らくらくコミュニティ」というコミュニティサービスを提供しており、そのアピールも行なっていた。らくらくコミュニティにはテーマごとの掲示板や特定の少人数だけで集まれるサークル機能があり、さらにフォトコンテストなどのイベントも実施している。

photo らくらくコミュニティ

 無料であるにも関わらず、紛らわしい広告がなく、また専門スタッフが24時間チェックして不適切な投稿を監視するなど、インターネットのコミュニティやSNSに不慣れなシニア層でも安心・安全に利用できるという。らくらくホンやらくらくスマホ以外のユーザーでもユーザー登録ができ、PCやタブレット版の提供も近日中に予定している。登録時に必要なのはニックネームと居住地のみと、個人情報を入力せずに始められるのもポイントだ。

photophoto ドコモ向けの「ARROWS NX F-06E」
photophoto 同じくドコモ向けの「Disney Mobile on docomo F-07E」
photophoto ソフトバンクモバイル向けの「ARROWS A 202F」

 スマートフォン関連では、テレビなどの映像に情報を埋め込み、スマホの専用アプリで画面を撮影するとクーポンやお得な情報を入手できる技術の展示も行なわれていた。電子透かし技術を応用したもので、人間の目には違いが分からないよう、別の情報を映像に付加している。スマホを使ってテレビからネットへの導線を確保できるため、プロモーションやマーケティング用途での活用が考えられるという。

photophotophoto 映像をスマホのカメラアプリで撮影すると、クーポンやアプリをゲットできる
photophoto 著作権管理用の電子透かし技術がもとになっており、人間の目では情報が隠されていることは分からない

アナログとデジタルの垣根を越える3次元UI

 机の上の資料や指先の動きを検知して、自然で直感的なユーザーインタフェース(UI)を実現――として展示されていたのが、富士通研究所が開発した次世代UIの「FingerLink」だ。

photophoto 次世代UI「FingerLink」(写真=左)。ヘッドに指先を検知する3つのカメラと、画面を投影するためのプロジェクターがある

 ヘッド部にある3つのカメラが指先を3次元的に捉え、投影した情報を指先で直接操作したり、パンフレットやリポートなどの紙資料をスキャンしたりできる。また印刷物や手書きメモなどのアナログの資料と、スキャンしたデジタル情報を組み合わせたブレストも行える。

 金融機関や旅行代理店の窓口業務など、資料を掲示しながら対面で応対する場合や、ショールームなどでのデモ展示用、企業内の会議支援といった利用シーンを想定しており、2014年度中の実用化を目指しているという。

photo デモでは、紙の資料をスキャンする「かんたんスクラップ」、パンフレットなどの印刷物の上に関連情報を表示する「お好みパンフレット」、手書きメモとデジタルデータを織り交ぜてアイデアを出す「ブレスト支援」が行なわれた
photophoto 「かんたんスクラップ」の様子。指で支持した範囲を瞬時にスキャンする
photophoto 「お好みパンフレット」のデモでは、沖縄の地図が載ったパンフレットに、各スポットの関連情報を重ねて表示
photophoto 手書きメモを読み込みデジタルデータにし、さらに別の手書き資料と組み合わせて表示する「ブレスト支援」
photophoto ソフトウェアキーボードを表示しての文字入力や、3Dデータの回転・拡大をジェスチャーで操作するデモも

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