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» 2014年02月21日 13時16分 UPDATE

最新スマートフォン徹底比較(2013冬-2014春モデル編):写真で比べるLGの「G2」「isai」「Nexus 5」

2013年後半から相次いで登場したLGエレクトロニクス製の「G2」「isai」「Nexus 5」。似ているようでまったく違う3機種について、まずは基本スペックや外見などを比較してみよう。

[平賀洋一,ITmedia]

 2013年冬-2014年春向けモデルとして発売された各社のスマートフォンには、NTTドコモの「G2 L-01F」、KDDI(au)の「isai LGL22」、イー・アクセス(イー・モバイル)の「Nexus 5(EM01L)」と、5インチクラスのディスプレイを搭載したLGエレクトロニクス製の3機種がある。

photophoto 左から、「G2 L-01F」「isai LGL22」「Nexus 5(EM01L)」

 3機種ともサイズや基本スペックが似ているが、製品の開発コンセプトなどがまったく異なり、それぞれ個性あるモデルといえるだろう。そこで、日本ではほぼ同じ時期に登場したLG製の5インチスマホ3モデルを比較してみた。なお、auから登場した6インチの曲面ディスプレイを持つ「G Flex LGL23」も共通点が多い機種だが、“ファブレット”としてサイズ感が異なるため別の機会で紹介したい。

各機種のレビューまとめと5つ星でのオススメ度はこちらから!


「G2 L-01F」

 G2は、LGのグローバル向けフラッグシップモデルとして発表された機種だ。幅71ミリのボディに5.2インチのフルHD表示のIPS液晶を搭載した狭額縁設計と、左右どちらの手で持っても操作がしやすいという、背面の電源キーとボリュームキーが大きな特徴だ。OSはAndroid 4.2を採用し、プロセッサーはクアッドコアで2.3GHz駆動のSnapdragon 800「MSM8974」を搭載する。メモリ容量はRAMが2Gバイト、ROM(内部ストレージ)は32Gバイト。ドコモ版は外部メモリスロットを備えず、Micro USBに接続するmicroSD用の専用アダプターが付属する。バッテリーは内蔵式で容量は2900mAhだ。

photophoto 「G2 L-01F」。カラーバリエーションはIndigo Black(写真=左)とLunar White(写真=右)

 通信面では、下り最大112.5Mbps/上り最大37.5MbpsのXi(LTE)をサポート。残念ながら1.7GHz帯に対応しないため、下り最大150Mbpsの通信はできない。そのほか、おサイフケータイ(FeliCa/FNC)とワンセグなど、日本向けの機能も搭載した。赤外線ポートも備えるが、家電リモコン機能の「Qリモート」専用で、赤外線通信は行えない。またフルセグとNOTTVも非対応だ。

「isai LGL22」

 isaiはauとLGが共同開発した機種で、今季におけるauの戦略モデルと位置付けられた1台だ。isaiはこの2社が共同開発した場合のみに付けられる製品名であると説明されており、グローバルモデルで培ったLGの開発力とauの高い企画力を組み合わせたモデルと言えるだろう。

photophoto 「isai LGL22」。カラーバリエーションはアクア(写真=左)とブルー(写真=右)
photophoto ホワイト(写真=左)とブラック(写真=右)の合計4色

 5.2インチのフルHD IPS液晶や2.3GHzクアッドコアのSnapdragon 800「MSM8974」を搭載する点など、スペックはG2と共通する部分も多いが、ボディの防水化や赤外線通信への対応など、国内ユーザーのニーズも強く反映している。

 また共同開発したモデルとして、金属を使ったディテールの本体デザインやカラーバリエーションの多色展開、そして独自ユーザーインタフェース「isaiスクリーン」の導入など、キャリアの意向も強く現れている。スペックの高さだけでなく、万人向けの使いやすさをあわせ持った1台だ。

「Nexus 5(EM01L)」

 Nexus 5はAndroidの最新バージョンである「Android 4.4(コードネーム:KitKat)」を搭載するGoogleブランドのスマートフォンで、G2やisaiとはちょっと異なる背景の端末だ。

photophotophoto 「Nexus 5(EM01L)」。カラーはブラック(写真=左)、ホワイト(写真=中央)の2色に、新色のレッド(写真=右)が加わった

 Googleは最新のAndroidを搭載したリードデバイス(リファレンスモデル)として「Nexus」シリーズを展開しており、メーカーやキャリアのカスタマイズが施されていない純粋なAndroid OSを使用できる。Nexusのスマートフォンはこれまでにも、ドコモからSamsung電子製の「Nexus S SC-04D」が発売されたことがあり、またタブレットの「Nexus 7(2013)」がイー・アクセスやau、MVNO事業者や家電量販店などから販売されている。

 今回比較するEM01Lはイー・アクセスが販売するモデル。通信サービスは「EMOBILE 4G-S」をサポートし、イー・モバイルのLTE(1.7GHz帯)とソフトバンクのLTE(2.1GHz帯)が利用できるほか、3G(W-CDMA)はソフトバンクの900MHz帯と2.1GHz帯に対応する。2014年春以降に開始予定の900MHz帯を使ったLTE通信も利用できる。

 Nexus 5はこのほかに、Google Playから回線契約がない端末のみの状態でも購入できる。その場合は、別途SIMカード(Micro SIM)の用意が必要。またイー・アクセスはGoogle Play版Nexus 5向けの専用プランも用意している。

 ディスプレイは5インチのフルHD IPS液晶で、プロセッサーは2.26GHzクアッドコアのSnapdragon 800「MSM8974」を搭載。メインカメラは有効800万画素CMOSを採用している。メモリ容量はRAMが2Gバイト、ROM(内部ストレージ)は16Gバイトと32Gバイトの2モデルがある。

 Nexusシリーズは最新のAndroidを“素”の状態で搭載しているため、ホーム画面やメニュー画面などのUIがカスタマイズされていない。シンプルであると同時に使いづらさを感じる面もあるかもしれない。

 3機種の基本スペックをまとめてみた。

基本スペック
G2 L-01F isai LGL22 Nexus 5(EM01L)
OS Android 4.2 Android 4.2 Android 4.4
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約71×139×9.2(最厚部約10)ミリ 約72×144×9.1ミリ 約69×138×8.6ミリ
重さ 約145グラム 約152グラム 約130グラム
プロセッサー Qualcomm MSM8974(2.3GHzクアッドコア) Qualcomm MSM8974(2.3GHzクアッドコア) Qualcomm MSM8974(2.26GHzクアッドコア)
ディスプレイ 約5.2インチフルHD(1080×1920ピクセル)TFT液晶(IPS) 約5.2インチフルHD(1080×1920ピクセル)TFT液晶(IPS) 約5インチフルHDフルHD(1080×1920ピクセル)TFT液晶(IPS)
連続通話時間 3G:約820分、GSM:約760分 3G:約1000分 3G:約780分
連続待受時間 LTE:約460時間、3G:約530時間、GSM:約430時間 LTE:約530時間、3G:約550時間 LTE:約590時間、3G:約630時間
バッテリー容量 2900mAh 2500mAh 2300mAh
メインカメラ 有効約1320万画素CMOS 有効約1320万画素CMOS 有効約800万画素CMOS
インカメラ 有効約240万画素CMOS 有効約240万画素CMOS 有効約130万画素CMOS
ストレージ 32Gバイト 32Gバイト 16Gバイト/32Gバイト
メモリ 2Gバイト 2Gバイト 2Gバイト
外部メモリ ―※Micro USBアダプター経由でmicroSDXC(最大256Gバイト)が利用可能 microSDXC(最大64Gバイト)
防水 IPX5/IPX7
ワンセグ ○(録画可能) ○(録画可能)
フルセグ
おサイフケータイ(FeliCa)
NFC
卓上ホルダ
ワイヤレス充電
LTE通信速度 下り最大112.5Mbps/上り最大37.5Mbps 下り最大150Mbps/上り最大25Mbps 下り最大75Mbps/上り最大25Mbps
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac、2.4GHz/5GHz IEEE802.11a/b/g/n/ac、2.4GHz/5GHz IEEE802.11a/b/g/n/ac、2.4GHz/5GHz
Bluetooth 4.0 4.0 4.0
赤外線通信 ―(赤外線リモコンに対応)
Miracast
MHL ―(SlimPort経由で出力) ―(SlimPort経由で出力)
Nexus 5のスペックはイー・アクセスに確認したもの

 サイズについては、5インチのディスプレイを搭載するNexus 5がもっともコンパクト。幅、高さ、厚さでひと回り小さく、その分持ちやすいと言える。G2もisaiも5.2インチのディスプレイを搭載しているが、防水対応などの影響かisaiのほうがやや大きめだ。3台を並べて正面からみるとG2の画面比率の高さがよく分かる。

photophotophoto 3機種を手にしたところ。左から、「G2 L-01F」「isai LGL22」「Nexus 5(EM01L)」

 G2は背面中央に電源キーとボリュームキーをレイアウトしている。こうすると左右どちらの手で持っても操作しやすいそうで、LG Flexや「G Pro 2」などもこの配置を採用した。isaiとNexus 5は左側面にボリュームキー、右側面に電源キーというオーソドックスなレイアウトだ。また3機種ともホームキーなどはオンスクリーンキーで、G2とisaiはキーの配置パターンを自分に合わせて選択できるのが便利だ。

photophoto 3機種の左右側面。一番下のisaiは本物の金属を使ったサイドフレームを使うなど、ディテールにこだわっている。真ん中のG2は、横からみるとかなりなだらかなラウンドフォルムなことが分かる。Nexus 5のサイドフォルムはかなりスクエアなものだ
photophoto 3機種の上面と底面。G2とisaiは底面に、Nexus 5は上面にイヤフォンジャックがある
photophotophoto 3機種のホーム/戻る/メニューキー。Nexus 5はメニューキーではなくタスクキーが割り当てられている
photophoto G2とisaiはキー配置を変更できる

 そのほかハード面の違いでは、G2はワンセグ用のアンテナを内蔵しているが、isaiは内蔵していない。isaiでテレビをみる際は付属のイヤフォンマイクを接続する必要がある。またisaiにはmicroSDスロットがあり、64GバイトまでのmicroSDXCを外部メモリとして利用できる。G2にはmicroSDスロットがないが、同梱のMicro USBアダプターを介して、最大256GバイトまでのmicroSDXCを外付けできる。

 Nexus 5はワンセグや外部メモリには対応していないため、こうした機構は用意されていない。ただし、ワイヤレス充電に対応している。リードデバイスが採用したことで、今後、Androidスマートフォンではワイヤレス充電が一般化するのかもしれない

photophoto ワンセグアンテナ内蔵の「G2」(写真=左)、microSDスロット内蔵のisai(写真=右)

 3機種で背面パネルが外れるのはisaiだけ。これはオプションのブックカバーを取り付ける、またはMicro SIMにアクセスするためで、パネルを外してもバッテリーは交換できない。G2とNexus 5は背面パネルが外れず、Micro SIMも側面のスロットに装着する。G2にも純正オプションのブックカバーがあるが、はめ込み型だ。ただし、G2用は“小窓”があるタイプで、カバーを閉じていても時計やミュージックプレーヤーなどのミニアプリを利用できる。

photophotophoto G2の純正オプション品「QuickWindowケース」ははめ込みタイプ。小窓があり、カバーを閉じていても時計などを確認できる
photophotophoto isaiの純正オプション品「isai QuickCover Case」。背面パネルごと交換するため、カバーを付けても厚くならないメリットがある

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