Mobile World Congress 2014(以下、MWC 2014)が、現地時間の2月24日から始まる。いま、現地時間は22日で開幕の“前前日”ではあるが、明日23日から、メーカーが独自に行う関係者向け発表会を多数予定しているため、実質的には開幕前夜に相当する。ここでは、実質的に明日から始まるMWC 2014で注目したい関係者向け発表会や基調講演の予定を紹介しておこう。
まず、明日22日には、大手企業で最も早い関係者向け発表会をMicrosoftが行う。事前情報ではWindows Phoneに関連した発表を行い、パートナーメーカーがいくつか明らかになるといわれている。その中には、日本のメーカーも含まれるという予測もある。同じ日には、Microsoftに続いて、ファーウェイ、そして、mozillaも関係者向け説明会を行う。mozillaでは、Firefox OSに関連して、対応アプリに関する発表があるといわれている。
正式開幕初日となる24日にも、企業による公式非公式の関係者向け説明会を多数行う予定だ。ここで日本のユーザーにも関係しそうなのが、ソニーモバイルの関係者向け説明会だろう。2014 International CESで概要を紹介した「Smartware Exprience」についてより詳しい説明があるといわれているほか、新製品の発表にも期待したいところだ。
ソニーモバイルの説明会は現地時間の朝8時半から始まるが、同じ時間には、IntelとNokiaも関係者向け説明会を予定している。Bay-Trail世代のAtomが好調なIntelも、独立したNokiaとしては最後のモデルとなるだろう新製品の発表があるといわれているNokiaも気になるところだ。
さらに、24日の夜にはサムスン電子が「UNPACKED 5」を行う。2013年のUNPACKEDはMWCとは関係なく、ニューヨークで独自イベントとして行い、GALAXY S4を発表したが、今回はMWC 2014と連動した形で行うことになった。事前情報では、GALAXY S5の発表があるかも、といわれている。また、UNPACKED 5の直前には、MWC 2014の公式基調講演があり、そこで、Facebook創設者のMark Zukerberg氏が登場する。
もちろん、正式開幕後は展示ブースも公開され、多くのMobileデバイスメーカーが2014年に投入を予定している新製品のプロトタイプ、または、中長期的に開発を進めていくコンセプトモデルの参考展示も行うだろう。
以上のように、2014年のモバイルデバイスの潮流を見定めるのに必要な情報が明らかになるMWC 2014について、ITmedia Mobileでは現地からの報告を連日掲載する予定だ。
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