レビュー
» 2014年05月22日 21時42分 UPDATE

WhiteMagicや文字入力が進化:写真で解説する「ARROWS NX F-05F」 (1/2)

「ARROWS NX F-05F」で登場1周年を迎えるARROWS NX。安定性・使い勝手のよさを手に入れたNXが次に目指すのは、文字入力のしやすさと、さらなる使い勝手の追求だ。

[井上翔,ITmedia]

 富士通のNTTドコモ向けフラグシップスマートフォンとして名前も定着した「ARROWS NX」。初代の「ARROWS NX F-06E」、2代目の「ARROWS NX F-01F」で、品質面や使い勝手の面での評価は着実に高まっている。しかし、スペックと機能で似通ったスマートフォンが出そろう中で、“大人しく”なったNXは強大なライバルたちの中で、正直埋没してしまう印象もあった。

 そんな中、3代目「ARROWS NX F-05F」は、スマートフォンではあまり注目されることがなかった文字入力の操作性を大幅に改善し、機能面でのさらなるレベルアップも果たしている。

photophoto カラーバリエーションはゴールド、ホワイト、レッド

 本体サイズは約69(幅)×140(高さ)×10.4(奥行き)ミリで、重量は約159グラム。先代のF-01Fと比較すると、サイズ感はほとんど変わらず、若干重くなった。これはテレビ用アンテナの内蔵やカメラモジュールの変更が主な要因だ。

photophoto 左右の側面

 筐体は、F-01Fと同様に、直線的要素を含んだラウンドフォルムを踏襲しているが、新要素として側面に「サイドパーツ」を配している。サイドパーツにはホワイトのみストライプ(直線)、その他2色にはドット(点)の模様がそれぞれあしらわれ、デザイン上のアクセントとなっている。筆者はこれを見て、F-01Fに、F-06Eっぽい外観要素が加わったと感じた。

photo サイドパーツの模様はホワイトとそれ以外で異なる

 F-01Fではデザイン性を重視したために外付けになってしまったテレビ用アンテナ。「お客様から、アンテナの内蔵を望む声が少なくなかった」(説明員)ことから、F-05Fでは内蔵ホイップアンテナが復活した。フルセグ、ワンセグ、そしてモバキャス(NOTTV)が、より使いやすくなった印象だ。なお、フルセグは「意外と要望が多かった」ことから、データ放送と録画にも対応した。外部アンテナには対応していないので、「録画の際は、電波の良好なところで」とのことだ。

photo 多くのユーザーの要望に応えて復活した、テレビ用内蔵ホイップアンテナ。アンテナケーブルを持ち歩かずにテレビを視聴できるようになった
photophoto フルセグはデータ放送や録画にも対応した。ちなみに、「AQUOS ZETA SH-04F」も同じテレビアプリを搭載している

 本体上部にホイップアンテナが付いたこと以外は、本体上部・下部ともにF-01Fと同じような構成になっている。イヤフォンマイク端子とMicro USB端子はともにキャップレス防水だ。

 本体上部のふたの中にはmicroSDスロット、ドコモminiUIMカード(microSIM)スロットと赤外線通信ポートがある。赤外線通信ポートの場所に気付きにくいのはF-01Fと同様だが、送受信時に出る画面でアシストしているのも同様なので心配は不要だ。

photophoto 本体上部(写真=左)と下部(写真=右)
photophoto 本体上部の赤外線ポートは、スロット類のふたの中にあるが、赤外線通信をする際に画面で場所を教えてくれる

 今回、特に注目したいのが本体下部のMicro USB端子だ。F-06EからF-01Fにモデルチェンジする際は、キャップレス防水対応の犠牲として、USB機器を接続できる「USBホスト」機能が省略されてしまった。F-05Fでは、この端子は2014年夏モデル共通の特徴である「急速充電2」(Quick Charge 2.0)に対応した。

 しかし、「その犠牲というわけではない」(説明員)そうだが、今度はMHL機能が省略されてしまった。F-05Fでは、映像をテレビなどに出力したい場合はMiracastを利用する必要がある。筆者としては、USBホスト機能もMHL機能もよく使っていた機能だけに、ともに省かれてしまったことは残念だ。ストラップホールは形状が改善され、ストラップを通しやすくなっている。

photophoto 本体下部のMicro USB端子は急速充電2に対応したものの、MHL機能が省略されてしまった。最近、対応するテレビやPC用モニターが増えてきただけにちょっと残念だ(写真=左)。ストラップホールはストラップが通しやすい形状になった(写真=右)

 画面はF-01Fでも採用されたジャパンディスプレイ製液晶「WhiteMagic」を継承している。サイズは約5型、解像度はフルHD(1080×1920ピクセル)で、一見するとF-01Fと変わらないが、F-05Fでは最大輝度が約800カンデラから約1000カンデラに引き上げられた新型を採用している。

 「(F-01FとF-05Fの)液晶が最大輝度のときの消費電力は同等なので、同じ明るさならF-05Fの方がバッテリーに優しい」(説明員)。また、「(F-01Fで)指摘の多かった(白っぽい)色味についても改良を加えている」とのことだ。

photophoto F-01F(左)とF-05F(右)の最大輝度でITmediaのスマートフォンビューを閲覧してみた。写真でも分かるように、F-01FのWhiteMagicよりもさらに明るくなっている(写真=左)。発表会の展示場では、F-06Eとの視認性比較を実施していた(写真=右)
       1|2 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.