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» 2014年05月27日 20時03分 UPDATE

ドコモ、ALU・Cisco・NECの3社とネットワーク仮想化の実証実験に成功――2015年度の商用化を目指す

NTTドコモは、Alcatel-Lucent、シスコシステムズ、日本電気(NEC)の3社と協力関係を築き、ネットワーク仮想化に関する実証実験に成功した。

[エースラッシュ,ITmedia]

 NTTドコモは、Alcatel-Lucent、シスコシステムズ、日本電気(NEC)の3社と行ったネットワーク仮想化に関する実証実験が成功したことを、5月27日に発表した。

 ネットワークは仮想化技術は、ネットワーク仮想化は通信混雑時でも接続しやすさを向上し、通信設備故障時における通信サービスの継続を可能とするもの。今後も3社やその他ベンダーとの協力関係の構築を進めるとともに、通信設備の構成を複数のベンダーで自由に組み合わせる実証実験を行いながら、2015年度の商用化を目指していく。

リリース本文

 以下、リリースの本文です。

実証実験内容の詳細

1. ネットワーク仮想化の概要

ETSI ISG NFVで実現をめざしているネットワーク仮想化では、これまで専用ハードウェア上で動作していたEPC等の通信ソフトウェアを、仮想化レイヤが搭載された汎用のハードウェア上で動作させます。仮想化レイヤ上での通信ソフトウェアの追加・切替等の制御は仮想化管理システムからのソフトウェア制御によって実現され、これにより、管理下に構築されたどのハードウェア上でも動作させることが可能となります。この度の実証実験では、ネットワーク仮想化の一形態として、EPC仮想化に関する実証実験を行いました。

2. 各ベンダーとの実験内容

1. お客様が利用するデータ通信量に応じて通信設備の処理能力を増やす機能

本機能は、LTEデータ通信量が増加した通信設備が通信量増加の通知を送信し、その通信設備を管理する仮想化管理システムがその通知を受信し、他の通信設備の追加制御を行う指示を出すことにより実現いたします。

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2. 通信設備が故障した際に自動的かつ短時間で別の通信設備を用いて予備構成を再構成し、データ通信を安定的に継続する機能

本機能は、故障した通信設備の障害をその通信設備を管理する仮想化管理システムが検出し、別の通信設備への切替制御を行うことにより実現いたします。

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3. 各ベンダーからのコメント

<ALU>

Sri Reddy, VP and GM of Alcatel-Lucent's Service Router Product Business Unit

Dor Skuler, VP and GM of Alcatel-Lucent's CloudBand Business Unit

ドコモと協力し、モバイル技術の仮想化を発展できることは大変光栄です。

本プロジェクトは業界のNFV商用導入へ向けた動きが加速している事実を示すものです。

当社のCloudBandプラットフォーム及び仮想化EPC(vEPC)はNFV環境で必要不可欠なオープン性、マルチベンダー性を実現していきます。

<Cisco>

Kelly Ahuja, Senior Vice President and General Manager, Mobility Business Group, Cisco

モバイルコミュニケーションにおける、ドコモのビジネス、テクノロジー両面でのイノベーションに関する継続的な取り組みは賞賛すべきものです。

今回、モバイルインターネットアーキテクチャー仮想化の実現に向けてドコモと協業できることを大変嬉しく思います。モバイル業界の世界的なリーダーが、利用者にとって価値を生み出す、ネットワーク仮想化を推進するのは、非常にエキサイティングなことです。

<NEC>

日本電気株式会社 執行役員常務 手島 俊一郎様

NECはドコモと協力して仮想化モバイルコア技術の実験が行えることを光栄に思います。

本実証実験において、仮想化プラットフォームがNFVで求められる機能を有していることを確認しました。NECは、引き続きドコモおよびNFV関連の業界全体と協力しつつ、柔軟、迅速かつサービスに最適なネットワークを実現するグローバルソリューションを提供していきます。

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