何気にカメラ機能に力をいれてるARROWS。縁がなくてなかなか使う機会がなかったのだけど、やっと使うことができました。ドコモ夏モデルの「ARROWS NX F-05F」です。
すごいATOKを積んでるとか、バッテリーが3日持つとかウリはあるけれども、何気に2070万画素のカメラを積んでて、これで画質がよければけっこうイケるんじゃないかと思うわけ。
で、使ってみた。主なポイントは3点。
というところで本文へどうぞ。
ロック画面からカメラボタンをタップするとさっとカメラが起動する。
撮影画像サイズは最高画素の20M(5248×3936ピクセル)、さらに13M、8Mワイド(16:9)、SNS(3Mサイズ)、画面ぴったり(フルHDサイズ)の5種類が用意されている。
当然20Mモードにする。20M仲間のソニーのXperia Z2とスペック的には同等のイメージセンサーを採用していると思うが、Xperiaは基本は8Mで使う設計になっているのに対し、F-05Fはそんなややこしいことをせず、20Mにセットすれば普通に20Mピクセルで撮れる。
まず20Mであじさいを撮ってみた。タッチAFが使えるので撮りたいポイントをタッチして、ピントが合ったのを確認してから撮る。
これを等倍に拡大したのがこちら。
けっこうよく撮れております。
ではいつもの黄色い滑り台とあずまやを。レンズはけっこう広角気味。ぱっと風景を撮るのによさそうだ。
全体にコントラストが高めでシャドウ部がくっと締まった感じだ。
陰影がはっきりした場所ではその通り、シャドウ部をことさら持ち上げることなく、くっきり撮れる。基本的に、すごくナチュラルでシャープな写りである。
普通に撮影すると、撮影ボタン(画面上のボタン、あるいは音量アップキーで撮影される)を押してから中央でピントを合わせて撮影、となる。あらかじめタッチAFを使って被写体を指定してピントを固定しておくと、撮影ボタンをタップしたらすぐシャッターが切れる。慣れればこちらの方が撮影タイミングを逃さなくていい。
いずれもディテールがけっこうきりっとしていて写りはいい。
もうちょっと暗い場所へ行ってみる。
さらに暗い場所へ。
暗い場所だとフォトライトが自動的に発光するが、特に青白さもなく、光量もほどよく、悪くない。暗所で撮影すると、撮影ボタンを押してから少し待たされる。恐らくその間にノイズ低減処理を行っているのだろう。
とこんな感じ。
今回、残念ながら人物作例はないけれども、顔検出機能はちゃんとあるし、顔を見つけると自動的に+0.3の補正をかけて少し明るめに撮ってくれる。
なんともシンプルな作例集になってしまったが、何しろこのカメラ機能、撮影機能が「ほぼオートのみ」なのである。けっこう賢くいろいろ判断してくれる、いわゆる「シーン自動認識」系のオートだが、いざ自分で細かく調整して撮ろうと思うと、できることはとても少ない。
どのくらいシンプルか。詳しくは次ページで。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.