調査会社Canalysが8月4日に発表した第2四半期(4〜6月)の中国におけるスマートフォン市場の調査報告によると、2011年第4四半期から首位を守ってきた韓国Samsung Electronicsを抜き、中国Xiaomi(小米科技)が初めて首位に立った。
Xiaomiの同四半期のスマートフォン出荷台数は前年同期比240%増の1499万台で、14%のシェアを獲得した。Samsungの出荷台数は15%減の1323万台で、シェアは12%。3位の中国Lenovoとの差はほとんどなく、百万台の単位で四捨五入するとSamsung、Lenovo、中国Yulong(Coolpad)が同列3位だ。5位は中国Huawei。
中国ではLTEへの移行が急速に進んでおり、Samsungのシェア低下はこの流れに後れていることが主な原因とCanalysは指摘する。Xiaomiのシェア拡大は非LTE対応の廉価モデル「Redmi」の好調が反映されたものであり、Xiaomiが今後成長を続けるためにはハイエンドモデル「Mi 4」のようなLTE対応モデルを伸ばす必要があるという。
Xiaomiは、世界における出荷台数ランキングでは韓国LG Electronicsを抜いて5位にランクインした。米Strategy Analyticsの調査でも同じ結果になっている。
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