NTTドコモは、iPhoneでも「おサイフケータイ」が利用できる「おサイフケータイ ジャケット01」(パナソニック モバイルコミュニケーションズ製)を10月30日に発売する。価格はオープンで、実売想定価格は5000円前後。事前予約は10月23日から受け付ける。
おサイフケータイ ジャケット01は、モバイルFeliCa ICチップを内蔵したBluetooth対応のデバイス。専用アプリ「おサイフリンク」をインストールしたiOS端末と連携させることで、おサイフケータイによる決済などが可能になる。ICカードと異なり、単体で複数のサービスに対応し、アプリから電子マネーやポイントの残高確認やチャージも行える。
本体サイズは約86(幅)×51(高さ)×4.2(奥行き)ミリ、重量は約22グラム。電源は150mAhのリチウムイオン電池で、連続動作時間は約2.5カ月(1日のBluetooth接続通信時間が1分、おサイフケータイの利用が10回の場合)。iPhoneとの接続方式にBluetooth 4.0 Law Energyを採用し、通信時の消費電力を抑えた。バッテリー残量は3段階で表示するLEDで表示し、充電用はMicro UBS端子から行う。
対応端末はiOS 7.1以上を搭載するiPhone、iPadなど。iPhoneと“一体化”するための専用ケースも同時に発売する。価格はiPhone 5s用が980円、iPhone 6用が980円。
10月30日時点で対応するおサイフケータイのサービスは、全日本空輸(ANA)の「スキップサービス」とヨドバシカメラの「ゴールドポイントカード」のみ。ドコモの「iD」は12月中に、また「QUICPay」(ジェーシービー)は年内に対応する。また時期未定ながら、「楽天Edy」と「ローソンモバイルPonta」への対応もアナウンスされている。なお「モバイルSuica」への対応は未定となっている。
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