レビュー
» 2015年06月17日 10時51分 UPDATE

荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ:カメラやディスプレイの性能は文句なし、難点は“持ちにくさ?”――「Galaxy S6 edge」 (1/3)

GALAXYシリーズのカメラ性能は、モデルを経るごとに良くなっている。Galaxy S6 edgeは、特殊な操作なしでカメラを使う人すべてに恩恵があるメリットが多い。ディスプレイが明るく見やすいので、気持ちよく撮れるのだ。

[荻窪圭,ITmedia]

 GALAXYのカメラ性能ってかなりいい。特にこの1年くらいでぐぐっとよくなった。確実にベスト4にはいるデキだ。

 今回取り上げる「Galaxy S6 edge」は、前モデル「GALAXY S5」のカメラ仕様をベースに何点かレベルアップしてきた。注目すべきは4点。

  1. 光学式手ブレ補正
  2. オートリアルタイムHDR
  3. ホームボタンダブルタップでもクイック起動
  4. フロントカメラが500万画素にアップ

 トレンドを確実に追いかけてくるところがGALAXYらしさといえるんだが、上記4点を特にピックアップしたのは、特殊な操作なしでカメラを使う人すべてに恩恵があるから。

 さらにディスプレイが明るく見やすいので、気持ちよく撮れるのだ。けっこう撮っていて楽しいのである。

photo ホームボタンをダブルクリックするとカメラが起動する。その両側はタッチパネルになってて、アプリケーション履歴と戻るボタンが隠れてる。
photophoto Edgeのモニタは両側がぐっとカーブしていて両端は少し歪んでみる。これのせいでエッジが狭くてちょっと持ちづらい面も
photo カメラは中心部にある。特に縦位置時はモニタとカメラの位置が一致するので撮りやすい

素早い起動と明るく高精細なディスプレイは素晴らしい

 まずはベーシックにカメラ性能のチェック。

 カメラの起動はホームボタンの2度押し。タタンと2回たたくとすぐカメラが立ち上がる。スリープしててもホーム画面にいてもアプリの画面にいても、2回たたくとカメラが立ち上がるのは、慣れるとすごく快適。公称0.7秒。実際、そのくらいの感じで快感。よいアイデアですな。

 で、カメラ画面になったので撮影するだけ。従来通り、タッチAFも使える。

 感心したのはディスプレイ。2560×1440ピクセルの超高解像度な有機ELがまた見やすいのだ。視野角も広いし、屋外でも……まあピーカン(快晴)の空の下では見づらくなるけど、それでも液晶モニタものに比べると見やすい。画面が妙にきれいなので撮ってて楽しいのだ。

 ただ、画面がでかすぎて上下左右に余計なスペースがないから持ちづらい。エッジディスプレイで両側が湾曲してるおかげで、ボディの隅々までモニタという感じは面白いのだが、その分両端の形状に癖があり、撮影時に持ちづらかったりするのだ。

 カメラとして両手で構えると、指がディスプレイのエッジにかかって、つい余計なとこに触れたり、指を伸ばして細かい設定をしようとして指や指の付け根が余計なとこに触っちゃう事案が頻発。

 持ち方が悪いといわれればそれまでだけど、クセはなかなか抜けないわけで、しょうがないですな。

 気になったのはそれくらい。間違って触って予期せぬ画面に切り替わったりしない限りは極めて快適。レスポンスがいいのでサクサク撮れるしAFも高速だ。

 いざ撮影したら画質チェックである。

オートリアルタイムHDRが超強力

 メインカメラは従来と同じ1600万画素。面白いのは、16:9のイメージセンサーを搭載していること。

 普通のコンデジ(やスマホ)はセンサーのアスペクト比が4:3なのにGALAXYは16:9。だから16:9時に1600万画素になる。4:3にすると1200万画素くらい。もちろん選べるので自由に。レンズはF1.9と超明るくなった。

 このイメージセンサーが面白いのは「リアルタイムHDR」機能を持っていること。普通のHDRは「明るい写真と暗い写真」を連写して、それぞれのおいしいところを合成して、明るいところから暗いところまでまんべんなく描写したダイナミックレンジの広い写真を作る。

 でもGALAXYはそれをリアルタイムで行う。たぶん、1600万画素を800万画素ずつに分け、それぞれ異なった明るさ(露出)で撮影してその場で合成しているのだろう。そうすると、一瞬で撮れるし動いてる被写体があっても苦にしない。

 その代わり、HDRオフのときと比べると、若干解像感が落ちる。でも、等倍表示にしてにらめっこしないと分からないレベル。

photophoto HDRオン(写真=左)、HDRオフ(写真=右)
photo 上がHDRオン、下がHDRオフ。

 この機能自体は以前から搭載されていたんだけど、従来は手動でHDRのオンオフをする必要があった。今回は「オートHDR」が付いたのだ。

 ここは「HDRだな」とカメラ側で判断すると画面上に「HDRオン」と表示されて自動的にHDR撮影してくれるのである。これがすばらしい。いくらHDR機能が便利だからといって、ユーザーが自分でオンオフするのは面倒だもの。

 オートHDRがかかるスマホカメラはほかにもあるけど、Galaxy S6 edgeはちょっとでも明暗差が大きいとすぐHDRしてくれる。これはすばらしい。

photo 画面左に「HDR AUTO」とあり、左上に「HDR ON」とある。カメラが自動的に判断して、HDRをオンにしたのだ

 というわけで、今回は基本的にオートHDRで撮影した。いつものヤツからさくさくと。

 撮影時の画面はこんな感じ、グリッド線はオンオフできる。基本が16:9なので画面一杯にプレビューが広がり、その中に各種ボタンがある。左上の山型をタップすると左端の項目がすっと隠れる。

 スクリーンショットだとフラットだけど、実際には上と下の端はディスプレイがカーブしている。

photo

 で、撮ったのがこちら。実に鮮やかにきれいに撮れております。背景の木々もHDRのおかげで緑が明るめ。

photo

 ちなみに、4:3のアスペクト比にするとこのように少し左右が狭くなる。

photo
photo 画像サイズの設定画面から変更可能。Instagramなどで使う前提なら1:1の正方形サイズも選べる

 さらにあずまや。こちらはHDRオンとオフで。ちなみに、HDRオートだとオンになりました。

photophoto HDRオート(オン)(写真=左)、HDRオフ(写真=右)

 HDRオンの方は空の青がしっかり残っているし、影になっている木の幹も明るめに持ち上がっている。まあ、コントラスト高めのメリハリがある写真が好きな人はオフにすればよし。普段はHDRオートで問題ないかと思う。

 人工建造物も。標準モードだと色は濃すぎず薄すぎず、ややあっさりめといっていいかも。

photo ガスタンク
       1|2|3 次のページへ

Copyright© 2016 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.