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» 2015年11月30日 18時00分 UPDATE

カバーは「別売」です:トリニティ、Windows 10スマホ「NuAns NEO」を2016年1月に発売 11月30日から予約受付開始

スマホなどのアクセサリー販売で知られるトリニティが、Windows 10 Mobileを搭載する「NuAns NEO」でスマホ本体の販売に参入する。本体とカバーが“別売り”となっていることが大きな特徴だ。

[井上翔,ITmedia]

 トリニティは11月30日、Windows 10 Mobileを搭載するSIMロックフリースマートフォン「NuAns NEO(ニュアンス・ネオ)」を2016年1月に発売することを発表した。

 NuAnsは、同社のアクセサリーブランド「simplism(シンプリズム)」とデザイナーユニット「TENT(テント)」のコラボレーションブランド。NuAns NEOは、NuAnsの持つ世界観を体現するスマホとして、ボディから回路まで自社で設計している。

 ユーザーの好みに合わせて、本体(コア)に外装(カバー)を組み合わせる「COREコンセプト」を採用しており、本体と外装が“別売”となっていることが大きな特徴だ。本体の価格は3万9800円(税別、以下同)で、外装の価格は後述する。発売に先立ち、11月30日の22時から公式Webサイトで先行予約を受け付ける。

NuAns NEOの正面NuAns NEOの背面 「NuAns NEO」(写真はTWOTONEの「スエードホワイト」と「スエードグレー」を組み合わせたもの)

本体(コア):最新のミドルレンジ向けチップセットを採用

 NuAns NEOの本体は「コア」と呼ばれる。性能的には、いわゆる「ミドルレンジ」に相当する仕様となっている。

 チップセットは、Qualcommのミドルレンジ向けとしては最新の「Snapdragon 617(MSM8952)」を採用している。Snapdragon 617のCPU部は8コアで、最大1.5GHzで駆動する。メインメモリは2Gバイト、内蔵ストレージは16Gバイトを搭載する。外部ストレージはmicroSDXC(最大128Gバイト)に対応し、対応カードでより高速な読み書きができる「UHS-I」規格に準拠している。

 画面はHD(720×1280ピクセル)解像度の5型液晶を搭載する。画面ガラスには、フッ素コーティングをあらかじめ施してあるため、指紋が付きにくくなっている。アウトカメラは、1300万画素のCMOSセンサーにF2.0、28ミリの広角レンズを組み合わせている。インカメラは、500万画素のCMOSセンサーにF2.4、24ミリの広角レンズを組み合わせている。

NuAns NEOのアウトカメラのイメージ図NuAns NEOのインカメラのイメージ図 アウト・インともに広角レンズを採用し、より広い範囲を撮影できる

 本体背面には、交通系ICカードやポイントカードを「忍ばせる」ことができるへこみが用意されている。後述の「TWOTONE」のアッパーカバーを付けたままでもカードの差し替えをしやすいように、へこみの右端・下端には傾斜が付いている。このへこみの部分には、NFC(Type A/B/F【FeliCa】)のアンテナがあり、対応アプリを別途インストールすれば、忍ばせたICカードの残高確認もその場で可能だ。

 へこみにカードを入れない場合、カバーとの隙間に空洞が生じ、持ったときに違和感を覚える可能性がある。そこで、というわけではないが、本体にはカードサイズの画面クリーナーを同梱する予定だ。入れるものがない場合は、これを入れておけば違和感は感じないだろう。

NuAns NEO背面のへこみ背面のへこみにカードを忍ばせる 本体背面のへこみには、交通系ICカードなどを「忍ばせる」ことができる。このへこみの部分にはNFCアンテナもある
カードサイズの画面クリーナー 本体にはカードサイズの画面クリーナーを同梱する予定

 バッテリーは脱着不可能で、容量は3350mAh。Qualcommの急速充電技術「QuickCharge 2.0」に対応しているので、対応充電器を使うことで高速充電も可能だ。ただし、充電時に利用するUSB端子が「Type C」となっているため、端子の形状には注意したい。ケーブル部が分離可能な充電器を使う場合は、本体同梱のType A-Cケーブルを使うことで対処可能だ。なお、USB端子はUSB On-The-Go(※)にも対応している。

※USB接続における「親(ホスト)」「子(クライアント)」の両方になれる機能。「USB OTG」あるいは「USBホスト機能」と呼ばれることもある

NuAns NEOの本体上面 本体上面。すっきりしている
NuAns NEOの本体下面 本体下面にはストラップホール、スピーカー、USB端子(Type C)、マイク、イヤフォンマイク端子が横一線に並んでいる。この「横一直線の並び」や、目立たないストラップホールはNuAns NEOのこだわりポイントだ
NuAns NEOの左側面 左側面,やはりすっきりしている
NuAns NEOの右側面 右側面にはボリュームキーとスリープ・電源キーがある。ただし、しっかりとしたキーは後述のカバーに付いている

 モバイル通信は、LTE・W-CDMA(3G)・GSMに対応している。LTEとW-CDMAではNTTドコモが利用する800MHz帯(Band 19)とソフトバンクが利用する900MHz帯(Band 8)にも対応しており、より広いエリアで使うことができる。理論上の最大通信速度は、LTEが下り150Mbps、W-CDMAが下り42Mbpsとなる。SIMスロットは、microSIMに対応するが、nanoSIM用アダプターも同梱する。主要なMVNO(仮想移動体通信事業者)のAPN(※)はセット済みだ。

※Access Point Name:データ通信をする際の接続先を特定するための情報

 Wi-Fi(無線LAN)は、IEEE 802.11ac/a/b/g/nに対応する。Wi-Fiアンテナは送受信ともに1本ずつの構成であるため、理論上の最大通信速度は433Mbpsとなる。

Continuumは「対応予定」

 NuAns NEOは、Windows 10 Mobileの新機能「Continuum」に対応する方向で開発が進んでいる。

 ContinuumはWindows 10 Mobileスマホにキーボード・マウスを接続し、画面を外部ディスプレイに出力するとPC版Windows 10と同じように操作できる。ただし、この機能はハイエンドスマホ向けの機能として開発されたもので、Microsoftが公式に出しているContinuumの動作要件では、ミドルレンジ向けのチップセットであるSnapdragon 617は含まれていない。

 現在、MicrosoftとQualcommが同チップセットにおけるContinuumの動作検証を行っているところとのことで、結果次第では非対応となる可能性もある。なお、対応した場合の画面の投影方法はMiracastとなる。

Continuumの対応は「PRELIMINARY(予定)」展示機では対応 NuAns NEOが搭載するSnapdragon 617では、Continuumの動作検証が完了していない。展示機では利用可能な状態だったが、検証結果によっては非対応になる可能性もある

外装(カバー):純正で「TWOTONE」と「FLIP」を用意 3Dプリンターで自作も可

 NuAns NEOの外装は「カバー」と呼ばれ、本体とは別売となる。本体の上半分(トップ)・下半分(ボトム)で違う素材・色のカバーを組み合わせる「TWOTONE(ツートーン)」と、ブックカバー風の「FLIP(フリップ)」の2種類のカバーを、自分の好みに合わせ購入して装着する。

 純正カバーは、天然木素材「テナージュ」を使ったものを2色、かばんやランドセルで使われる人工皮革「クラリーノ」を使ったものを4色、自動車の座席や靴などに使われる人工皮革「ウルトラスエード」を使ったものを2色用意する。いずれの素材も日本メーカーが製造したものだ。

 価格は採用する素材によって異なり、TWOTONEは上下がそれぞれ1400〜1600円、FLIPは2750〜3680円。詳しい価格は、下の表を参照してほしい。

「NuANS NEO」の純正カバーの販売価格(税別)
素材 TWOTONE(トップ) TWOTONE(ボトム) FLIP
テナージュ 1600円 1500円 3680円
クラリーノ 1500円 1400円 2750円
ウルトラスエード
TWOTONEは、トップ・ボトムをそれぞれ購入する必要あり
パッケージとスムーズサフランとスエードグレーを組み合わせたNuAns NEO トップにクラリーノ素材の「スムーズサフラン」、ボトムにウルトラスエード素材の「スエードグレー」のTWOTONEケースを組み合わせたNuAns NEO。本体の左にあるのは、本体とケースのパッケージで、貯金箱にもなる
スエードグレーのFLIPカバー(閉じた状態とパッケージ)スエードグレーのFLIPカバー(開いた状態) FLIPカバー(写真は「スエードグレー」)は閉じたときにはカメラまで隠してしまう徹底ぶりだ。カバーに埋め込まれた磁石で、開け閉めと連動した画面のオン・オフが可能だ
FLIPカバーはフォトスタンドにも FLIPカバーはフォトスタンドとしても利用できる

 カバーはトリニティ以外からも登場する。第1弾として、「GRAMAS」のTWOTONEカバーとFLIPカバーが登場する。また、カバー作成用の3Dデータも公開されるので、自作のTWOTONEカバーやFLIPカバー、あるいはもっと違う形状のカバーを3Dプリンターなどで作成することもできる。

GRAMASのカバー自作カバーも作れる GRAMASのNuAns NEO用カバー(写真=左)。3Dプリンターや3Dプリントサービスを使ってカバーの

販路:SIMフリースマホが買える「普通」の店では買えない!?

 NuAns NEOは、Amazon.co.jpでのオンライン通販のほか、伊勢丹、ロフト、アーノット(北欧家具に強いインテリアショップ)などの店舗で取り扱う。一般的にSIMロックフリースマホを取り扱っている家電量販店では、現在のところ販売する予定はないという。

 NuAns NEOが搭載するWindows 10 Mobileは、法人の需要が特に高いことから、ダイワボウ情報システム(DIS)とソフトバンクC&Sを通して法人向けにも販売する。

 MVNO(仮想移動体通信事業者)では、U-NEXTの「U-mobile」がSIMカードとのセット販売を行う。分割払い(24回、1659円(税込)/月)での購入も可能だ。先行予約は12月中旬に開始する予定で、12月中に予約を完了すると、もれなく純正カバーがプレゼントされる。

家電量販店では販売しない 店舗販売はSIMロックフリースマホとは“縁遠い”百貨店やインテリアショップなどで実施する。現在のところ、家電量販店での取り扱い予定はない
法人販売も実施 法人向けにはダイワボウ情報システムとソフトバンクC&Sが販売する
MVNOはU-mobileが独占的に取り扱う MVNOでは、U-NEXTの「U-mobile」が独占的に取り扱う

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