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» 2015年12月03日 18時00分 UPDATE

2015年冬は「ママ」のために――au発表会 for ママ

KDDI(au)が「au発表会 for ママ」を開催。発表された端末・サービスは、社内の「ママ社員」が企画・開発したものだ。

[井上翔,ITmedia]

 KDDIは12月3日、東京都内で「au発表会 for ママ」を開催した。発表会では、子育て中の女性をターゲットにした新しいAndroidスマートフォン「DIGNO rafre KYV36」を披露したほか、2015年1月に発売した子ども向けスマートフォン「miraie KYL23」への新機能追加と、新サービス「RealTimes for au」の開始を発表した。

ゲストの藤本さんと優木さん 発表会のゲストの藤本美貴さん(左)と優木まおみさん(右)

ママ(子育て世代)が製品開発に参加

KDDIの山本氏 KDDIの山本氏

 発表会の冒頭で、執行役員 商品・CS統括本部長の山本泰英氏がKDDI(au)におけるスマートフォン販売の現状について説明した。現在、au全体のスマホ浸透率は56%に達し、アーリーマジョリティ層に行き渡り、これからレイトマジョリティ層に普及をしていく段階にあるという。

 さまざまなユーザーがいる中で、「選べる自由 au」を体現するために、小学生低学年までの子ども向けには「mamorino」を、小学校高学年向けにはmiraieを、シニア(高齢者)向けには「使いやすいけど、シニアシニアしていない」(山本氏)「BASIO」を投入してきた。

 ユーザー層に最適化された端末・サービスを用意する中で、今回「一般的に、子育て世代向けのため」(同)に開発されたスマホがDIGNO rafreであり、新サービスのRealTimes for auであるという。開発には、KDDI社内の「ママ(子育て世代の女性)社員」が参加している。

スマホ普及はレイトマジョリティへ スマホ普及はレイトマジョリティへ
ママ(子育て世代)のウォンツ(要望)KDDIのママ社員たちが開発に参加 ママ(子育て世代)のウォンツ(要望)に応えるため、子育て中のKDDI女性社員が企画・開発に参加

ママ視点で開発された新商品・新サービス

KDDIの山下氏 KDDIの山下氏

 今回の発表内容の詳細説明は、自身も2歳半の女の子の「ママ」である商品・CS統括本部 プロダクト企画本部 プロダクト企画1部の山下明子氏が担当した。

「miraie」の新機能

 コミュニケーションツールの第一歩としてのスマホについて、早いうちから持たせることのメリットを感じる保護者がいる一方で、インターネットやSNS上のトラブルが不安という声も少なくない。また、子どもはいろいろなことに興味を持ち、「注意力散漫」な面があるので、スマホの紛失や置き忘れも少なくない。コミュニケーションや動画にはまってしまうことによる使いすぎも不安だ。

総務省の調査結果保護者の不安 総務省の調査では、子どもにスマホなどを与えることにメリットを見いだす保護者も多くいることが分かる(写真=左)。しかし、一方で紛失や使いすぎに不安を覚える保護者も少なくない(写真=右)

 auのmiraieでは、インターネットやSNS上でのトラブルを未然に防ぐ取り組みの1つとして、悪口の入力を防ぐことができる「あんしん文字入力」を搭載している。2016年1月に実施予定のソフトウェア更新では、新たに「遠隔アラーム」と「マイルール」を追加し、より保護者が安心して子どもにスマホを渡せる環境を整備する。

 遠隔アラームは、miraieに緊急連絡先として登録された携帯電話番号からSMS(ショートメッセージ)で「ならす(鳴らす)」という文章をmiraie宛てに送信すると、最大2分間アラームが鳴り続けるというものだ。今までも、GPSである程度まで端末の所在地を絞り込むことができたが、遠隔アラームで紛失・置き忘れ時の端末探しがより楽になる。

遠隔アラーム SMSで「ならす(鳴らす)」と送ると最大2分間アラームが鳴る「遠隔アラーム」機能

 「マイルール」は、miraie用アプリ「スマホスピタル for Family」の機能の1つとして提供される。

 マイルールは、機能制限を機械的に行うのではなく、保護者と子どもの相互信頼にもとづいてPDCA(Plan-Do-Check-Action)サイクルを回す仕組みとなっている。まず、「LINEは1日2時間まで」というふうにアプリ・機能と利用時間を具体的に定める。ルールを定めた後、保護者は専用のWebサイトから達成状況の確認と「褒める(星を付ける)」操作を行える。一方、子どもはmiraieのアプリからルールで指定したアプリ・機能の利用状況を随時確認できる。子ども側は、アプリ・機能をいつ使ったか確認できるが、保護者側は合計利用時間のみ確認できるようになっている。これも、相互信頼にもとづく仕組みだ。

 なお、マイルールの利用に当たっては、保護者側は「auスマートパス」に加入する必要があり、子ども側はmiraieのソフトウェア更新後、アプリを別途ダウンロードする必要がある。

子ども側のマイルール画面その1子ども側のマイルール画面その2 子ども(miraie)側は約束の達成度だけではなく、アプリ・機能を使った回数や時間帯も確認できる
保護者側のマイルール画面その1保護者側のマイルール画面その2 保護者側はWeb上から約束の達成状況と褒める操作が可能

ハンドソープで洗える「DIGNO rafre」

 「ママ(女性)のスマホはお世辞にも『キレイ』とは言えない」という山下氏。ファンデーションやハンドクリームが画面などに付着してしまうことがあるからだ。しかし、何でも口に含みたがる小さな子どもは、そんなことお構いなしにママのスマホを口に含もうとする可能性がある。

 手を洗うように、より清潔にスマホを使えるようにすべく誕生したのが「DIGNO rafre」だ。端子部を保護するキャップと浸水を防ぐパッキンを一体成形し、スピーカーの穴をあえて大きくした上で高撥水(はっすい)メッシュで保護することで、ハンドソープを使って本体を丸ごと洗浄できるようになった。洗い方については、本体にプリインストールされたショートカットアプリを経由してWeb上から確認できる。

小さな子どもは、何でも口にくわえたがる機構の工夫で、ハンドソープで洗える 小さな子どもは何でも口にくわえたがる(写真=左)ので、機構を工夫してハンドソープで洗えるようにした(写真=右)

 また、ぬれた手でも操作できるタッチパネルを搭載したことで、バスタイムや料理の時でも快適に操作ができるという。擦り傷が多く生じるシーンを想定して、ボディに浅い傷なら自然修復できる「スクラッチヒーリング」加工を施している。

擦り傷程度なら自然修復OK ボディには浅い擦り傷を自然修復できるスクラッチヒーリング加工を施している

 au公式のオプション品「au +1 Collection」では、DIGNO rafreの発売に合わせて新製品を発売する。特に、風呂で使うことを想定したアヒル型のスマホスタンドは非常に印象的だ。

オプションのアヒル型スタンドケースやフィルムも取りそろえる 「au +1 Collection」では、アヒル型のスマホスタンド(写真=左)や各種スマホカバー・ケースや保護フィルムを用意する(写真=右)

撮りためた写真や動画からショートムービーを作れる「RealTimes for au」

 スマホのカメラで写真や動画を撮ったものの、うまく共有(シェア)できない、という悩みを解決すべく登場したのが「RealTimes for au」だ。このサービスは、米RealNetworksが提供する「RealTimes」のau版で、写真・動画の撮影日時や場所の情報から最大3分(写真約30枚)の動画を無料で自動生成できる。

 アプリ自体は通常のRealTimesと共通で、AppStore(iOS版)またはGoogle Play(Android版)からダウンロードする。アプリ起動後、au IDでログインすると、「for au」として使うことができる。

 生成された動画は、アドレス帳から簡単な操作で送信(共有)可能で、au以外のスマホ・タブレットやPCでも楽しむことができる。

写真や動画がたまる一方な悩みを解消すべく……RealTimes for auが登場! 写真や動画がたまっていき、うまく共有ができないという悩みを抱えるママは少なくない(写真=左)。そこで、RealTimes for auを提供することに(写真=右)

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