マイコン 先ほど、どういう情報が漏れるかって話がありましたけど、そういう情報は公式でもっと開示してほしいですね。
村上 確かに、私もイングレスをしていたとき、よく分からないまま手探りでやっていました。情報がまとまってる個人サイトとかを参考にしながら。
化石 ゲームを軽く始めたい人にとって、あまりに情報量が多いと面倒臭くてやる気がうせますよね。
BBA イングレスはストーリー設定があるので、あまりに説明文がだらだら続くとその物語性も失われますし。
アナログ 家ポータルと同じくらい問題になるのがマンションなど共有スペースでの活動です。入り口のオートロックを解除しないとポータルに届かない。攻撃側も防衛側も、外部のエージェントをマンション内に招いていたんですけど、防衛側が「不法侵入だ!」って警察呼んじゃったんですよ。マンションの管理組合を巻き込んでの騒動にまで発展したようで。
村上 学校や私有地に勝手に入っちゃう人もいますよね。
マイコン そういう問題もよくあります。うちの近所でも、門の中だけどタクシーとかは普通に入るグレーゾーンがあるんですけど、さすがに朝の3時とかに全然関係ない人が歩いてるのは……。そこをポータルから外せばいいんですけど、それも運営のナイアンティック次第なので。
アナログ 真夜中に神社仏閣に入るのはどうか、とか。そこはもう礼儀というか、マナーですよね。
BBA 市役所の職員が勤務中に市役所のポータルを守っていて、懲戒処分になった件もありました。
化石 あぁ、あれはちょっと残念な結果ですね。
村上 プレイする場所をめぐる問題は一筋縄ではいかなそうですねぇ。
今回は、「本当の危険はゲームの外にある」「明確なルールがないからこそ、おのおのでマナーを守るのが大事」といった、プレイヤーならではの教訓を聞くことができた。では、これらのトラブルにエージェントたちはどう向き合っていけばいいのだろうか。最終回となる次回は、これから起こりうる問題や、それでもハマるイングレスの魅力などについて本音で語ってもらった。
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