薄くて傷付きにくい! SpigenのiPhone 6/6s用ガラスフィルム「GLAS.tR S」を貼ってみた意外と貼り付けやすい

» 2016年07月20日 18時30分 公開
[井上翔ITmedia]

 最近、街中や電車で画面ガラスの割れたスマートフォンを使っている人を良く見かけます。シェアが高いこともあってか、特に画面の割れたiPhoneは目にする機会が多い。

 画面ガラスが割れたままスマホを使い続けるのは、安全面で良くないのは当然だ。とはいえ、修理に出すとなると、「AppleCare+」未加入の場合はそれなりの出費となってしまう(参考記事)。

 破損を未然に防ぐ対策は、おおむね修理に出すより安価に行える。その1つが、画面ガラスに保護フィルム・ガラスを貼り付けることだ。保護フィルム・ガラスを使うことで、画面の破損リスクの大幅な軽減に加えて、画面の擦り傷を防ぐこともできる。

 この記事では、数ある画面保護フィルム・ガラスの中から、Spigen(シュピゲン)が最近販売を開始した「iPhone 6」「iPhone 6s」用の画面保護ガラスフィルム「GLAS.tR S」(税込参考価格:3490円)をご紹介する。

GLAS.tR Sのパッケージ GLAS.tR Sのパッケージ

耐傷性に定評のある「Gorilla Glass 3」を採用

 GLAS.tR Sは、米Corning社の「Gorilla Glass 3(ゴリラガラス3)」を採用している。Gorilla Glass 3は耐傷性に定評のあるガラスで、Androidスマホでは画面ガラスとしての採用例が多い。衣服のポケットにiPhoneを入れたら、一緒に入っていた家や自動車の鍵で傷が付いた――というよくありがちなことを未然に予防できる。

 ガラス自体の薄さは0.2mmで、iPhone自体の画面の美しさを損なうこともない。傷のないきれいな画面を長期間にわたって維持できるのだ。

貼り付け前のGLAS.tR S 貼り付け前のGLAS.tR S。ガラス部はGorilla Glass 3で耐傷性が高い

貼り付けに必要な道具はそろっている

 ガラスフィルムは、PET(ポリエチレンテレフタラート)素材を使った保護フィルムよりも貼り付けの難易度が高い。ガラス自体に硬性があり、貼り付け時に割れてしまう可能性もあるからだ。

 GLAS.tR Sは、フィルム自体にある程度の柔軟性を持たせることで、貼り付け時にフィルムが割れてしまうリスクを軽減している。また、フィルムの保護シートには、貼り付けの位置合わせの際に便利な「耳」が付いている。さらに、日本語で書かれた貼り付け手順書や、貼り付け前のiPhoneの清掃に使えるクリーナーもパッケージに同梱している。ガラスフィルムの貼り付け初心者にも優しい製品といえるだろう。

GLAS.tR Sの同梱品一式 GLAS.tR Sの同梱品一式。必要なものは一通りしっかりそろっている
貼り付け手順書 手順書には日本語表記もある

いざ貼り付け!

 貼り付けは、手順書に記載されている通りにやれば基本的には問題ない。まず、事前にウェットクリーナーでiPhoneのディスプレイをふく。ウェットクリーナーで取り切れそうになほこりは、事前に同梱のダストアブソーバーで取り除こう。

クリーナーシートは2枚ある クリーナーシートは2枚ある。iPhoneの画面ふきには、まず「1番」のウェットシートを使おう
iPhoneの画面をふく ウェットクリーナーでiPhoneの画面をふく

 ほこりを取り除いたら、GLAS.tR Sの接着面(「Back」と書かれている方)のシートを剥がし、表側のフィルムの耳を持って位置合わせをする。GLAS.tR Sの幅は、iPhoneの画面ギリギリとなっている。そのため、少しでも位置がずれると不格好になってしまう。位置合わせに不安を覚える場合は、同梱のガイドステッカーを活用しよう。

 位置合わせができたら、ガラスフィルムをiPhoneの画面にそっと降ろす。説明書に書いてある通り、降ろした後にフィルムの中心付近を軽く押せば、気泡はほとんど抜けてしまう。抜けなかった気泡は、フィルム表面の保護シートを剥がした後に、同梱のクロス(布)で画面の外側に向けて軽く押し出そう。

iPhoneの画面側の保護シートを剥がして…… iPhoneの画面側の保護シートを剥がして……
貼り付ける! 位置合わせをして貼り付ける。中心あたりを軽く押せば多くの気泡は抜ける
抜けきらなかった気泡はクロスを使って抜く 抜けきらなかった気泡は、フィルム表面の保護シートを剥がした後に同梱のクロスを使いつつ抜こう

 筆者は画面保護フィルムの貼り付けが苦手で、「ガラスフィルムは正直ムリ……」と思っていた。実際にガラスフィルムを自分で貼ろうとして使う前に割ってしまったことも何度かある。

 GLAS.tR Sの貼り付けは、やや「おっかなびっくり」な状態で行ったが、結果的にうまく貼り付けることができた。「手先が不器用だから……」「近くにフィルム貼り付けサービスをやっているお店がない……」という人でも、比較的貼りやすい工夫が凝らされているので、ぜひ試してみてほしい。

GLAS.tR Sを貼り付けた「iPhone 6s」 GLAS.tR Sを貼り付けた「iPhone 6s」。不器用な筆者でもきれいに貼れた
貼り付けたiPhone 6sの上部貼り付けたiPhone 6sの下部 GLAS.tR Sは全体を覆わないので、ケースと併用しても問題ない

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