米Microsoftは2月2日(現地時間)、iOS版Outlookをアップデートし、サードパーティー製を含む多数のアプリのアドイン機能を追加したと発表した。まずはOffice 365ユーザーが利用できるようになっており、今後Outlook.comユーザーにも拡大していく計画。また、Android版にも“間もなく”追加するとしている。
例えば同社の翻訳サービス「Microsoft Translator」のアドインを有効にすると、ユーザーの基本言語(例えば日本語)以外の言語によるメールは、Outlookを離れずに、数タップで自動翻訳できる。
Evernoteのアドインでは、メールの内容をEvernoteのノートにできる。GIPHYは、メールの返信にGIPHY上で検索したGIFアニメを追加できる(GIPHYの機能はまだ使えない)。
アドインを利用するには、まず[設定]→[アドイン]を開き、アドインの一覧で追加したいアプリをタップして選択する。
これで、メッセージを開くとヘッダー部分にアドインのアイコンが表示されるので、これをタップしてアドインの一覧を表示し、このメッセージで使いたいアドインを選ぶ。
アドインは、立ち上げ段階ではまだ、メッセージを読む時しか使えないが、将来的にはメッセージ作成や返信でも使えるようになる見込みだ。
現在利用できるアドインは上記で紹介したものの他、「Dynamics 365」「Nimble」「Smartsheet」「Trello」など。Microsoftはサードパーティーアプリ開発者に向けて、アドイン作成を呼び掛けている。
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