その発想はなかった、スマホ画像をインスタント写真に変える「プリントス」

» 2017年06月02日 17時15分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 スマホの普及で誰でも簡単に写真を撮れるようになりましたが、撮った写真がメモリの肥やしになっていませんか? そんな人たちにチェックしてほしいのが、タカラトミーが9月下旬に発売する「Printoss」(プリントス)です。

「Printoss」(プリントス)

 プリントスは、スマホ写真をプリントするアイテム。でも面倒なデータの受け渡し、紙やインクのセットなどは一切必要ありません。なぜなら、プリントスはスマホの画面に映した画像を単焦点レンズで撮影するインスタントカメラだからです。チェキなどで知られる「instax mini」というフィルムを使用するので、できあがる写真は手のひらサイズ。このフィルム、だいたい20枚1400円くらいで販売されています。

 使い方は簡単。本体カバーを開いて組み立て、プリントしたい画像をスマホの画面に表示してプリントスの上に置きます。その際、写真にしたい部分だけをズームしたり、アプリで文字などを書き込んでもOK。なにしろ中身はインスタントカメラですから、画面に表示されている状態をそのまま写真にできます。

スマホ画面はインスタントフィルムよりもワイドなので、このようなアタッチメントを使って写真にするエリアを決めます

 側面のシャッターを押せば撮影完了。同じく側面にあるナットのようなダイヤルを回すとフィルムが出てきます。後は待っていれば画像が浮き出してきて写真の完成です。ちなみに「インスタントフィルムは振ると早く画像が出る」というのは都市伝説なので、振ってはダメだそうです。

徐々に画像が浮き出てきました

 このようにシンプルかつ極めてアナログな仕組みのインスタントカメラですから、プリントスには電源というものが必要ありません。ACアダプターもバッテリーもなくて軽量、しかも本体を折りたためばコンパクトカメラ程度のサイズになるので、帰省や旅行で活躍してくれるのではないでしょうか。「スマホやPCを持っていないおじいさん、おばあさんの家を訪ねたとき、写真にしてあげたら喜ばれると思いますよ」(タカラトミー)

たたんだ状態

 価格は3480円(税別)。出荷は9月下旬ですが、7月27日から予約受付を開始するので、欲しい方は早めに動くことがオススメです。

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