NTTドコモが設立したモバイル社会研究所は、11月6日にシニアのICT利活用生活の検討に関する調査を発表した。調査時期は2017年3月、調査対象は全国60〜79歳の男女で2936のサンプルを回収した。
調査では、2017年1月時点でシニアの36%がスマートフォンを所有していることが分かった。どのようなきっかけで所有したのかを分析したところ、最も多い理由は「使いたい機能があった」で、次いで「まわりの勧め」「ガラケーが使えなくなった」となる。これを「能動的」「受動的」に大別すると、おおよそ半々に分かれた。
統計的手法で分析した結果、最も強く「能動的」「受動的」に関係していたのは「性別」で、男性は「使いたい機能があった」、女性は「家族からの勧めがあった」の構成比が高い。一方、年代による差異は小さいことが分かった。
さらに、所有した時期ときっかけを時系列に見ると「使いたい機能があった」が下がり、「フィーチャーフォンが壊れた・安い」「周囲がスマホを持っている」が増えている。
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