家に固定電話のない中高生の約4分の1は「固定電話未経験」――MMD研究所が調査

» 2018年03月26日 19時50分 公開

 MMD研究所は3月26日、「中高生のデバイスの利用に関する調査」の結果を発表した。この調査はスマートフォン向けアンケートアプリ「TesTee(テスティー)」を提供するティスティーとの共同調査の第2弾。スマホを所有する12〜18歳の中学生・高校生の男女1104人を対象に調査した。

 対象者に自宅にある端末について複数回答で聞いたところ、トップは「固定電話」の74.1%で、次いで「PC(ノート)」が57.1%、「PC(デスクトップ)」が43.2%。固定電話が自宅にない中高生286人に固定電話の利用経験を聞いたところ、23.8%が「使ったことがない」と回答した。

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 所有率が9.5%だった「スマートスピーカー」の種類を複数回答で聞いたところ、21.0%の「GoogleHome(Google)」が最多に。次いで「AmazonEcho(Amazon)」が14.3%、「Clova WAVE(LINE)」が10.5%となる。また、スマートフォンで保護者と連絡を取る際の手段について複数回答で聞いたところ、最も多いのは「LINE(トーク)」の84.6%で、次いで「LINE(電話)」が57.3%、「スマートフォンの電話機能(080/090)」が40.6%とLINEが上位を占める。

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 自宅にいる時にスマホを操作するシ-ンを複数回答で聞いたところ「自分の部屋で1人の時」が85.8%と最も多く、次いで「家族と一緒にいる時」が63.0%、「テレビを見ながら」が46.5%。「家族と一緒にいる時」と回答した中高生へ家族との会話について聞いたところ、「画面を見て操作しながら、会話もする(操作がメイン)」が58.6%、「各々が好きに過ごしているので、会話はない」が26.9%、「スマートフォンで見た情報を元に、会話をする(会話がメイン)」が14.5%となった。

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 「PCを持っている」と答えた中高生へ利用用途を複数回答で聞いたところ、中学生は「ネットで検索」が57.1%、「動画視聴」が46.4%、「PCはあまり使わない」が30.1%。一方、高校生は「ネット検索(57.1%)」「動画視聴(44.6%)」に加え、「WordやExcelを使う」が30.5%となった。

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 PCを利用してできることを複数回答で聞いたところ、中高生ともに「WordやExcelを使う」「音楽をモバイル端末にコピーする」「スマートフォンのデータを同期する」が上位にランクイン。「音楽をモバイル端末にコピーする」「画像や動画を加工する」「ホームページを作る」「プログラミングをする」などクリエイティブな操作は中学生のほうが多くなった。

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