「AQUOS sense5G」ってどうよ?/「eSIM」は人類に早すぎる?Mobile Weekly Top10

» 2021年03月24日 19時40分 公開
[井上翔ITmedia]

 ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、その上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2021年3月15日から2021年3月21日までの1週間について集計し、まとめました。

2台並び AQUOS sense5G(左)とAQUOS sense4(右)の違いは……?

 今回の集計期間におけるアクセス数の1位は、シャープの5Gスマートフォン「AQUOS sense5G」のレビュー記事でした。

 AQUOS sense5GはNTTドコモ、au(KDDIと沖縄セルラー電話)、ソフトバンクから発売され、自社が発売元となるSIMロックフリーモデルも登場しています。販路によって価格は異なりますが、5Gスマホとしては非常に手頃な価格です。その上、ある意味で兄弟機であるLTE(4G)スマホ「AQUOS sense4」から使い勝手がさらに洗練されていることがポイントです。

 「5Gスマホに興味はあるけれど、価格と使い勝手が気になる……」という人は、AQUOS sense5Gをチェックしてみるといいと思います。とても良くバランスが取れています。

LINEMO LINEMOのeSIMをAndroid端末に書き込むとオペレーター名が「LINEMO」に
eSIM上級者 3月24日現在、LINEMOにおけるeSIMは「上級者向け」となっている……

 アクセス数の6位は、ソフトバンクのオンライン専用プラン「LINEMO(ラインモ)」のサービス開始日にeSIMを新規契約したレポート記事でした。

 LINEMOでは、通常のSIMカードよりもeSIMに申し込みが集中したようで、サービス開始翌日の3月18日には申し込みに時間を要する旨が追記され、申し込み画面でeSIMを“選びづらく”なりました。その上で選ぶ場合は「上級者向け」という表記も……。

 eSIMは、総務省が携帯電話キャリアの乗り換えを“円滑化”する手段の1つとして普及を推進しています。しかし、eSIMを端末に書き込む作業やAPN(データ通信の接続先)を設定する作業は、スマホの知識に乏しいユーザーには難しい面があります。また、現時点ではeSIMを利用できる端末が限られるという課題もあります。

 私たちのようにいろいろなキャリアのさまざまな端末を普段から使っていれば「どうでもない」ことでも、スマホの“機能”に余り興味を持たない人にとっては高いハードルとなります。eSIMを提供するキャリアが提供する説明を読んでみて、よく意味が分からないという人は普通のSIMカードを選ぶことをお勧めします(APNを設定するというハードルは残りますが……)。

 MNPをより活性化するには、ユーザーのリテラシーを高めることが欠かせないと思います。総務省は「携帯電話ポータルサイト」などを通してリテラシー向上を図ろうとしていますが、果たしてどのような推移をたどるのか、半年〜1年後の様子が気になる所です。

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