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» 2009年06月15日 11時30分 UPDATE

古田雄介のアキバPickUp!:「HDDは大容量で熱くないのが売れます」――弱点克服に向かうHDDとSSD (1/4)

シーゲイトから500Gバイトプラッタ/5900rpmの2TバイトHDDが登場。微妙な速度ながらショップの評判は上々だ。一方のSSDは、キャッシュ搭載の大容量モデルが続々と投入されている。

[古田雄介,ITmedia]

500Gバイトプラッタ採用で5900rpmの「Barracuda LP」から2Tバイトモデルが登場

og_akiba_001.jpg シーゲイト「Barracuda LP ST3200542AS」

 シーゲイトの新シリーズ「Barracuda LP」に属する3.5インチSerial ATA HDDが複数のショップに入荷している。価格は上位モデルから、2Tバイトの「ST3200542AS」が3万円弱、1.5Tバイトの「ST31500541AS」が1万4000円以下、1Tバイトの「ST31000520AS」が9000円弱。在庫は比較的潤沢だ。

 Barracuda LPは500Gバイトプラッタを採用し、回転数を5900rpmという独自の値に設定しているのが特徴だ。入荷したツートップ秋葉原本店は「プラッタ容量が多いため、大容量でもプラッタ枚数が少なく、回転数も抑えられています。これにより平均消費電力の低さと静音性、そして発熱の低さを実現しているのが特徴ですね。さすがに2Tバイトモデルはまだ割高なのでヒットは期待していませんが、1Tバイトモデルは好調に売れると思いますよ」と語る。

 発熱の高低はHDDの売れ行きに直結するほど注目されているようだ。クレバリー1号店も「同じプラッタ数のHDDでも、7200rpmと5400rpmタイプでは発熱が10度以上違うということがザラですからね。シーゲイトの大容量モデルは、これまで7200rpmタイプが多かったので、Barracuda LPが新しい需要を満たしてくれると期待しています」と話している。

 単に容量や高速性だけに注目がいかないのが最近のHDDだが、その事情はSSDも似ている。先週はPATRIOTの256GバイトSSD「Torqx PFZ256GS25SSDR」が8万円弱で登場したが、信頼性の高さが人気を支えているという。キャッシュは64Mバイトだ。

 某ショップは「もともとSSDは、プチフリだけでなく、使っているあいだにパフォーマンスが落ちる場合があるなど、いろいろな課題を抱えています。急激な低価格化で普及したため、それらの問題を把握しないままに購入する人が増えたことで、逆にSSDに対して“高くても、とにかく安定して動くやつがほしい”という信頼性志向が増している印象です。さすがにG-Monster PROMISE PCIeは高すぎるので、バンバン売れるということはないですが、8万円クラスのSSDは割とすんなり受け入れられていますね」と語る。

 なお、同じ週にはインテル製で初の1.8インチSSDが登場し、一部のユーザーから注目を集めている。160Gバイトの「SSDSA1MH160G101」と80Gバイトの「SSDSA1MH080G101」の2モデルが確認されており、Micro SATA接続に対応しているのが特徴だ。価格は順に8万円弱と4万円弱で、転送速度はリードで最大250Mバイト/秒に及ぶ。在庫はごく少数だ。パソコンショップ・アークは「並行輸入で仕入れためずらしいアイテムです。今後の1.8インチSSDの弾みになればいいですね」という。

og_akiba_002.jpgog_akiba_003.jpgog_akiba_004.jpg PATRIOT「Torqx PFZ256GS25SSDR」(写真=左)。インテル「SSDSA1MH080G101」(写真=中央)。G-Monster PROMISE PCIeの1Tバイトモデル(写真=右)

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